face book ページも更新中! https://www.facebook.com/taisukem1

twitterも更新中! https://twitter.com/marutai_nara

2022年7月9日土曜日

GPツーリング全日本の準備 クラッチ調整とフロントバルク

 ここ最近GPツーリングをがっつり取り組んでいてお金も時間もかけて準備しています.

とはいえ短期集中型で3月のOS初走行から課題を抽出して解決策を検討していました.

6月中旬のZENのレースからは電動を封印してエンジンカーのみ走らせています.

スロットルの使い方とかはようやくエンジンカーの握り方を思い出してきました.


電動の場合は外周リアタイヤのインナーを潰すイメージでスロットルを引いてます

エンジンカーの場合はタイヤの荷重というよりかはエンジンの温度を気にしながら引く必要があります.燃料を送って冷やすのはもちろんですが2速に入るタイミングとかも変わっちゃうのでその辺りも気を付けながら走ります.

5月末のOSフィールドレースでの反省点を生かして長時間走ってもヒートしづらいセッティングや運転を見直しているのが最近の進捗です.


ということでクラッチセッティングも進めています.最近は家から一番近いエンジンカーができるサーキットのグリーンパークで走らせています.

今日のピット ピットマット忘れてしまいました…

クラッチについて


クラッチの詳細やセッティングについてはこちらの記事を参考にしてみてください.

VZW448のいろんな調整範囲でクラッチ調整をしてみています.

基本的な構造はガルシューを無加工で使用して最近はφ1.7mmのスプリングを使っています.

クリアランスとスプリング締め込みはそれぞれの好みだと思うので自分も色々調整してみてます.

締め込みを1.5mm,クリアランスを0.5mmにしてみたところ明らかに滑っているようなフィーリングになってしまいました.

滑っているなとわかった段階ですぐに走行をやめればよかったんですが,エンジンの燃調を出したかったので5分間続けて走行をしていました.

クラッチを開けたところクラッチベルのシューが接触する荒らし加工のところにシューが付着しているハズが,すべて取れてしまっていました.(写真撮り忘れてしまいました!) 

こうなってしまうとクラッチが常に滑っているようなフィーリングになってしまい,クリアランスを近づけたりスプリングテンションを弱めても改善されない状況でした.

今までのクラッチでいうと接触面がピカピカになって滑ってる感じのクラッチベルのようなものですね


滑った状態で走らせるとどうなってしまうのか?と気になって形状測定機で観察してみました.

観察したのはクラッチベルの荒らし加工をしているところです.

使用前
使用後
色が黒くなったぐらいしか分からないですね
青い線のプロファイルをグラフにしてみます
縦軸が凹凸の量,横軸が青線の座標です
※縦軸の数値はノウハウだと思うので記載してません
※単位の次元はすべてのグラフで合わせています
※右上のグラフは測定時のセッティングで傾いてしまいました.心の目で水平にしてみてください

滑らせてしまう前後で明らかに凹凸が少なくなってしまっています.
また下の行の拡大したところでは左の新品ではギザギザと尖っているのものの滑らせてしまうと丸く削れています.

ギザギザ部分でシューを付着させていると思うので滑らせて長時間走らせると
クラッチの性能を発揮できなくなってしまうということがこのグラフからわかりました

基本的にちょっと近いかな?(自分の感覚ですみません)ぐらいが良く前に出るフィーリングなので自分としてはクリアランス0.3mm~0.5mm,締め込みをφ1.7mmで0.5mm程度かなと思います.

フロントバルク

コンビタイヤではなくノーマルタイヤを使うレギュレーションでどうしてもアンダー気味なマシンになってしまいます.
限られたフロントタイヤのグリップをどう使うか?というのが攻略になってくるかと

2018年の全日本ではこんな対策をしてました
サーボマウントを浮かせてアッパーデッキを動かそうという意図ですね
その時の写真ですが何となく捩じれてるよう…な?
OSフィールドでも以前にエポキシで固めたフロントバルクは不調でしたし
フロントバルクは柔らかくてもいいのでは?というのでこちらの部品を試してみます
VZ406B フロントバルクセット
OSフィールドではパンダさんもトライされてましたね
グリーンパークで試してみたものの結構いい感じ!ステアリングの舵角の多くてもググっと頭が入ってくる感じです.

更にアイデアを盛り込んでみます

取説では前側を3x15のサラねじ,後ろ側を3x8のサラねじで固定する指示になっています.
前側は飛び出した部分にカラーを取り付けてフロントバンパーサポートと共締めする構造です.

3x15のサラねじを短くできればフロントの取り付け剛性を下げられそう
でもフロントバンパーをねじ止めしないのはダウンフォースを受けきれないと思うのでやりたくない

ということで
上からは3x8のホロービスでおねじを立ててポストを取り付け
シャシー下面は3x6のサラねじで固定(赤色のアルミねじ)
こんな感じの止め方にしてみたところフロントの入りの動きが初期反応を落としてちゃんと曲がりこんでくる素直な動きになりました.

シャシー下面のねじは鉄やチタン、アルミの材料別や3x6 3x8等の長さ違いでもいろいろ剛性が弄れると思います.

グリーンパークでいい感じだったのでOSフィールドはどうなるか気になるところです.
あとはゴムタイヤにも結構アリだと思うので今度やってみようと思います
まあ気に入らなかったらすぐに戻せるのがこのねじ交換のいいところですね~




0 件のコメント:

コメントを投稿