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2019年6月15日土曜日

京商カップ2019グリーンパーク レースレポート


京商カップ2019年の第1戦目はグリーンパークSWからスタート
公式のレースレポートはこちらから

5月連休の最終日にテストをして以来の走行となりました.
その時のテストレポートはこちらですが,やはりタイヤの選択に悩むレースとなりました.

なんせレース当日の気温は約30℃,路面温度も50℃近くと5月末としてはかなり温度が上がりました.
KCスリックタイヤはSタイヤでも高温環境でも機能するタイヤですが
インナーとのマッチングがかなりシビアになります.

あらかじめテストしている状態ならば練習走行~予選1回目はソフトという選択になりますが,今回はそこまでやり切れてない状況

ということで練習走行はまずホイールに意思入れをして出走することにしました.

練習走行

0.5秒ぐらいトップから遅れるという結果

数名はソフトタイヤを使っているようで動きとしてもかなりクイックでした.
自分の仕様としてはKCスリックミディアムに15本スポークホイールを使い,タイヤをヨレさせてグリップさせる方針を取りました.
インナーはAXONのソフトです.

走らせたフィーリングとしてはコーナリングスピードによって挙動のバラつきが大きく
高速コーナーではオーバーステア,逆に低速コーナーではアンダーステアとなりました.

ソフトタイヤの車がそれなりに走っていたことから路面グリップとしては極端に悪くない模様

動きとしては高速コーナーではやはりリアタイヤが想定よりヨレていて不安定な挙動に
低速コーナーではフロントタイヤが機能していないと感じました.

その辺から予選1回目の組み立てをすると
・路面グリップがそこそこということから6本スポークホイールに
・アッカーマンプレートを後ろ1mmをセンター位置へ

これで予選1回目を迎えます.

予選1回目

スタート直後の混乱で1周目は平均ラップから3秒ほど遅いラップに…
久しぶりの横一線スタートでしたので…汗

高速コーナーの不安定さは消えていますが,低速コーナーはまだやはりアンダーステアです.
6本スポーク化でタイヤのヨレは大幅に改善し思い切って走ることができるようになりました.
ただし曲がっている時間の長い低速コーナーなのでベストラップとしても思ったほど向上しませんでした.

実は持ち込み時点でフロントスプリングを元々のイエローからオレンジとワンランク柔らかくしていました.
理由としては外周側のタイヤに荷重が多すぎてイン側のタイヤが仕事していないんじゃないか?という妄想の元でした.

タイヤがヨレてないということから外周タイヤはもっと潰して使ったほうが良いようで,フロントはイエロースプリングに戻し予選2回目を迎えます.

予選2回目

タイムは1秒ほど遅くなりました.

ただし路面温度がだいぶ上がって路面グリップが下がったという補正はあります
スプリングとしてはやはりイエローが正解かなというところで低速コーナーの動きは改善していきました.

今思うとフロントサスアームフロント側にスペーサを入れてホイールベースを短くするみたいなセッティングが正解かなとは今となっては思っています.
今月末にグリンパに行く予定なのでその時にTRYですね.

予選の総合結果ではなんとかTQ
薄氷でしたね

決勝に向けては特にセッティング変更はなく新品タイヤで臨みました.

決勝
          


スタートをディレイさせてしまいご迷惑おかけしました…!

今回は諸事情で燃調をずっと弄ることとなりエンジンの始動性が悪く
決勝前に暖機をしていたもののドライバー紹介の間にオイルがクランクケースに下がってしまったようでエンジンがかからないトラブルが起こっていました。。。

ちゃんと走っていればオレンジさんと楽しいバトルができただろうなぁというペースでした.
周回遅れなのでオレンジさんとSさんのバトルをいいなぁという感じで前を見ながら走っていました.





ということで今回のセッティングシート
青字が持ち込みセッティング 赤字が最終的なセッティング

夕方に路面グリップが上がってくるとアンダーステアは軽減していきましたが
やはり曲がってこない印象.特に低速コーナーのクリッピングポイント付近の曲がりこみが弱いフィーリングでした.
ホイールベースを弄った結果はまたテストが終わってからUPします.



RCカー・ラリーフェスティバル イベントレポート

更新が遅くなってしまいましたがタイトルのイベントに参加してきました!

イベント概要はこちらのブログに詳細が書いてあります.
簡単な概要としては
・ラリークロスでなくあくまでラリー,周回ではない
・出走回数は3回で結果はそのトータルタイム

というレースフォーマットで進められました.

今回の使用したマシンはTF5に対してロングダンパーを装着したもの

今までのラリーで使用してきたレンタカーのオプティマは無事にオーナーの元に帰っていきました.楽しいレースの数々をありがとうございました!

今回のラリーカーはシャフト4駆のコンベンショナルなレイアウト
オプティマはリアアクスルの後ろにモータが搭載されていて蹴り出しが良いシャシーでそれはメリットだったんですが,メインシャーシが存在せずラダーフレーム形式となっていました.
オフロード走行でシャシーをギャップに擦りながら走らせることで失速を最小限にすることができるので特にスノー路面のような凸凹の大きなシーンではフラットフロアなシャシーのほうがよく走るケースが多いです.

更には最近のラリーの流行りとしては(かなりニッチな需要だと思いますが)
ショートリポを搭載しメカ類もなるべく前にしてハンドリングを改善するレイアウトが多いようです.
MOTをフロントアクスルの前に搭載しているXV-01もなかなか良いハンドリングでした.


今回はバッテリーはLCGではあるものの普通のサイズのLiPoバッテリーを使い
重配特に大きな意思入れはしていない仕様です.
ボディは今までFNのシビックボディを使っていましたが今回から

VW GOLFボディ

理由としてはシャシーは正確にはTF-5Sシャシーを使っていて
トレッドは約200mm幅となります.
走破性向上のためにワイドトレッドと考えていて
・ハッチバックボディ
・フロントオーバーハング短め
・オーバーフェンダーボディ
という条件に合ったものがゴルフボディということになりました.
リアウィングがリアガラスから生えているのもカッコいいしなんとなく効きそうですしね


カッコいい! 写真撮影ありがとうございました!!

写真で見るとサスがかなり伸びているのが分かりますね
苦労してバギー用のロングダンパーを使ったので走破性が高いです.


さてイベントに関しては
SS1は3位タイム

2位以下はかなり団子な感じなんですがトップがずば抜けていますね
走りを見ていてもホントに無駄がない
見た目速い!というよりもスムーズに走っていてタイムがすさまじいタイムが出ているという印象

自分は1回転倒のミスが響いていますね.全長1kmのコースを約5分走って
1秒差とはなかなか接戦になっていると思います.

今回のレースのタイムアップのキモとして自分が感じたこととしては
コースを熟知することと,ミスなく走り切ること
そしてトラブルなく走ることと感じました.
現にとても速かった人がステアリングリンケージに石を噛みこんでリタイア
3回のタイムの合計となるので1回リタイアとなると上位に食い込むのはほぼ不可能となってしまいます.

コースに関しては追いかけるラリーの形式ですが,やはり人の走る程度の速さは遅いのでなるべく普通のラジコンのように見渡せるところは立ち止まって操縦し,死角に入る前に先回りして追いかけておくということが大事だと思いました.

セッティングに関してはアンプのリバース時間のディレイを変更したこととスロットルEPA調整以外はほとんど何もしていません
走行中にジャイロのゲインは弄っていましたが
序盤のグラベルセクションではゲインを下げて積極的に振り回して曲げて
後半のターマックセクションではゲインを上げてなるべくスロットルを握る時間を多くする方針にしていました.

タイヤはタミヤのラリーブロック(ソフトじゃない)
フロントが浅い溝のタイヤ,リアが深い溝のタイヤを使っていました.
理由としてはフロントも深い溝だとタイヤがヨレてしまうフィーリングで全く曲がらない
かといって前後とも浅い溝だとグラベルセクションで全く前に出ない
という結果になったのでこういう組み合わせとなりました.

冒頭に書いた重配前寄りだとこういうことをあまり考えずに前後とも深い溝でキッチリ前に出すセッティングにできるんだろうなという感じです.

SS2の写真は撮り忘れてしまったので最終リザルト
最終リザルトも3位

SS3は気負いすぎてミスが目立つ結果となりました…

フロントリップはジャンプで当たるので切りました.かっこ悪い…

次回のラリーマシンはある方が協力してくれてベース車両はレーザーZX5になりそうです.
その辺はまた後日

パワーソースに関しては今回は13.5Tのターボ,ブーストありにしていましたが
確実に前に出すという観点では17.5Tのノンブースト,ターボのほうがよさそう
結局“掻いている”だけで速そうに見えるものの速くないというのは反省点


初めて追いかけるラリーに出場しましたが程よいカツカツ感でとても楽しいイベントでした!
日程が合えばまた参加したいですね