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2021年2月25日木曜日

NEXTで電動ツーリング 真鍮ネジについて


 先々週、先週と千葉のNEXTでOPENクラスレギュの電動ツーリングを走らせてきました!

理由はいつもお世話になっているスーラジ秋葉の店長氏や京商カップの面々が来るということで2年ぶりぐらいにNEXTに行ってみました.

路面は超フラットで、NEXT店長氏のマメなコースメンテによって程よいグリップが保たれててかなり気持ちよく走らせられました!


グリップが安定して高いコースなので細かなセッティングの差が出るのでいろいろと試してみました.

ベースセッティングは以下の内容です.

セッティングとしてはフロントのサスマウントを元々付けていたワンピースタイプのTFW120から純正のセパレートマウントのTF212に戻したことぐらいです.

ベースのセッティングは2019年の全日本でしらかば2in1のセッティングになっていました.

安定して握れなかったので立ち上がりで姿勢を崩しにくいワンピースタイプにしていました.

NEXTではグリップがありフラットなのでむしろプッシュアンダーに感じるのでサスマウントを純正のセパレートタイプに交換しました.


今回の収穫は2つあり一つはESCのセッティング、もう一つはタイトルにもある通り真鍮ネジの使い方です.

ESCはボリュームが多そうなので別に書きます.今回は真鍮ネジについて


TF7.7はシッカリロールする特性があり,グリップ感を掴みやすく運転しやすいと感じています.半面,切り返しが続くレイアウトでは少しモタツキも感じます.


グリップ感はそのままにもう少し切り返し区間でタイムを底上げできないかと思い低重心化のために真鍮ネジを購入しました.

購入したのはゼノン製 振れ等もなく精度の良くできていると感じました.

値段も手ごろですが真鍮の材料代と加工のしやすさを考えると適切な価格設定かと思います.

ステアリングポスト以外のネジ交換してみました

交換してみた感想としては
・ロールが変わった感じはあまりしない
・グリップ感に粘り感が増えた(以前はスピンするかもと怖くてステアリングを切り増しできなかったのが,グリップの予見性があるのでちゃんとステアリングを操作できる)
・タイムは約0.1秒速くなった

ロールの高さの差としてはデフポジションを上と下で変えた方が変化量は多く感じました.
まあデフは回転体でジャイロ効果もあるので効果はさらに増えてそうですが

それよりもグリップ感の変化が思った以上にあることに驚きました.
ちょっと考察してみます

重心高の影響



ネジの交換で約5gの重量UPとなりました.
これがどれだけ重心を変えるのかを実測してみました.

測定方法は1枚目の写真の通り前輪を持ち上げて4輪の重量の差分から計算する方法
便利な公式が世の中にあったので使ってみました

計算結果はTF7.7で地面から27mmのところに重心があるようです.
いろいろ仕様を変えてみた結果の表が以下になります
車高の重心変化が伝わりやすいかと思いますがクリティカルに効いています.
測定は3回してその平均値にしていますがこれだけバラつきはあるみたいです.

それを考えると真鍮ネジ化は低重心化方向ではあるもののバラつきの範囲内とも思える数値になっています.
ただデフの0.1mmダウンではハッキリと操作フィーリングに違いを感じるのも事実であり,そのおよそ半分の0.05mmの低重心化効果は体感は薄いものの効果はあるとも考えられます.(もっと敏感なドライバーなら感じ取れる?)


ネジの強度影響


ラジコンに使うネジの物性を一覧表にしてみました.
剛性を示すヤング率はアルミ系<真鍮<チタン<鉄という並びですね.

元々の仕様ではサスマウントにアルミ、バルクにチタン、モータマウント、サーボマウントに鉄ネジをそれぞれ使用していました.
締め付けトルクもサスマウントは30cNm/バルクは60cNm/マウント系は65cNmで締めています.

ところが今回の真鍮ネジでは全ての部分を30cNmで締め付けました.
理由としては
使えない部品での締結結果
40cNmを超えたあたりから圧痕が出来始めて,50cNmではレンチが取れにくく,60cNmが上の写真ですが6角が潰れていて使用できない状況になります.
ということで安全を見て使えるトルクはせいぜい35cNm程度かと思います.

理由は上の表でも記載してますが,硬度が圧倒的に低いことが原因かと思います.

なので現状は締め付けトルクと真鍮ネジの効果が切り分けられていない状況.
この辺りは使うネジを普段のものに戻して30cNmで締めた後に真鍮ネジに交換してフィーリングの変化を捉えてみようと思います.


アルミより剛性あり、チタンよりやや低い、、この剛性感が運転しやすさにつながったのかな?
今回分かったこととしてはTF7.7の重心位置でしたw
車高調整ってやっぱり重心位置にかなり効いているんですね
感覚的には電動ツーリングのサスのキネマティックスではロールセンターの変化よりも車高そもそもの重心変化が大きそう

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