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2017年3月27日月曜日

2016京商カップファイナルレースレポート【決勝/総括】



レースから既に1週間以上経ってしまいましたが
ようやく更新です。

決勝結果をご存知の方も多いでしょうが、先週の前半は放心状態でタラレバばっかり考えてなかなか更新できませんでした。

決勝はAメイン、ポールスタートと言うのは土曜日の夕方に既に決めていたので
日曜日は比較的余裕に過ごしていました。

日曜日のメインとなるのは戦略の取り方、グリップの予測をしっかりとこなすこと。

先ずは戦略からですが、
前日の5分間の周回予選後、それぞれのマシンの燃料残量を測定していました。
メインカ―:残40cc →ランタイム予想 10分42.8秒
Tカー:残22cc → ランタイム予想 7分4.5秒

結構大きな燃費の差があります
予選トップタイムを踏めるぐらいの握りっぷりでは7分少ししか燃費が持たないようで
ここから25分間の決勝を走りきる標準的なスケジュールは

スタート→7分給油→14分ドライバー交代→ゴール(11分走行)

というもの。
計算上は成り立たないですが、自分の中では
・予選アタックは常に握っているので燃費的には最悪な条件 レース中は燃費コントロールする想定
・満タンが75cc計算なので数ccはマージンがあるはず(燃料ホース分等)
という裏付けがありこの給油スケジュールとしました。

ただかなり綱渡りな戦略でこれは追い詰められたときに切る最後のカードという位置付け
ファーストドライバーのペースに分がありそうなので、後半は11分走らずとも途中で給油するという戦略をとりました。


路面グリップに関しては前日同様、コース中央で渦巻くような風の吹き方
路面コンディションも前日と同じ傾向と予測

現にCメインやBメインでも前日と同じようなタイムで回っており極端なグリップの変化は無さそう。



決勝レースの3レース前
タイヤの準備をする前に2台の燃調を確認しました。
Tカーに関しては普段通り
メインカ―は少し絞り過ぎなのか、アイドリングに落ちない感じ。しかも上も凄まじく吹け上がるのでメインニードルを少し甘くして調整(この選択がレース中の悲劇を生むことに)


決勝Aメインは丸1日走っていないチームに対して優遇ということで
暖気の時間が4分間に拡大されるということを運営の方に確認をしました。

この4分間をただ走るのは勿体ないのでここもテストに使います。
初め2分間を自分が走り、グリップ感の最終確認
残り2分間を相方が走り、エンジンのウォーミングアップ

としました。相方の暖気中ではタイヤに負担を掛けないようにという指示もしていて
タイヤはいたわる感じ

初め2分間でもグリップ感は問題なく、グリップ剤の選択は間違いなさそう
ただ、燃調が甘い。これはエンジンが温まりきっていないからだとこの時は思い、燃調の調整はしませんでした。

さて決勝スタートです。
決勝は相方がファーストドライバーで出走
自分はエンジン始動です。

関西で代表権を獲得したピュアデンタルクリニックがホールショットを決めた瞬間
自分もそんなに遅くなかったはずなんだけど…

オープニングラップは2位にポジションダウン
MR-Sボディということで序盤はペース上げるんだろうなと予測していましたが、なんとか喰らいつきほぼ等間隔でラップを重ねます。

6周目の出来事…

手前のシケイン手前の縁石に乗り、そのまま姿勢を崩してフェンスへ…
そして恐らくこの時に起こったのであろうスプリングシート外れの発生(ゴール後に気が付いた)

正常

今回の発生事象

常にプリロードが掛った状態になって片側にロールしない状況
走行後のドライバーのコメントも、片側はオーバーステア、反対はアンダーステアと言っていたのでこういうことが起こっていたらそのステアフィールも納得という

ぶつかった後の挙動を見て、何か壊れたと感じたものの、ペースとしては他のチームと遜色ないタイムで走っていること
ドライバーにマシンチェンジを提案しても、このまま行くとコメントしたことから
ポンダー交換や、プロポ交換のタイムロスも考えるとこのまま14分まで引っ張る方が速いと判断し、このまま走り続けることに

ただ、やはり扱いづらいようで何度かミスもあり
この間にインフィニティのK井さんが素晴らしい仕事をしていてギャップとしては結構苦しい展開

1度目の給油は7分にピットイン
この際、結構燃料が残っていたようで(恐らく握れていない為)、14分半までドライバー交代を引き延ばすことに

セカンドのランタイムを極力減らして燃料マネジメントを楽にしようと考えました。


14分半過ぎにドライバー交代
私が出走します、、、がここでエンスト。。。ポンダー交換中にあまり煽っていなかったせいなのか、やはり燃調が甘かったせいなのか
40秒のピット時間でほかのチームの平均より5秒ロスしピットアウト


マシンは最高の動きをして、ミスするような挙動も無かったのでひたすらプッシュします。
この辺の時間帯でファステストラップを記録
トップに対して1周1秒縮めていきます。


インフィニティは途中で給油に入り、こちらがトップに立ちます。
6秒差があったのが、3秒こちらが前にいる展開
その後もじりじりと引き離し最終的には9秒差まで持っていきます。

このあたりになると燃費のことも考慮してひたすら転がす走りに
残り2分ぐらいになるともう給油することは頭にありませんでした。。。

最終的なリザルトを見ると9秒の差があれば給油をするとちょうど同タイミングぐらいでピットアウトになりそうですが、
残り1分ぐらいからガス欠っぽい症状が…
もうこの段階で入ったとしてもタンクのふたを開けたらおそらくエンストしていたでしょう。

残り40秒にてガス欠…
結果的に3位でレースの幕を閉じました。




ベストラップを見ると16.6秒という他のチームに対して0.5秒近く速いラップを刻んでいます。
レース中も17秒フラットや16秒後半を何度か記録していて、それだけ速いペースで回っていたということが分かります。

予選よりグリップも上がり、コースにも慣れ
より握れるようになって燃費が悪くなり、最後まで燃料がもたなかったという結果ですね。


練習走行、予選とほかのチームに対してペースは優位で
もっと余裕のある戦略が取れたんじゃないかと後になって思います。

もっとどっしり構えていれば…


今回はこういう結果となりましたが
当日給油していただいたスカイのWさん、Iさん
またさまざまなアドバイスを頂いたマキノのSさん
そして応援して頂いた皆様
本当にありがとうございました!

色んな事情で来年以降はしばらく京商カップに出れませんが
今後とも宜しくお願い致します。




まとめ


今の相方と組んで2年目にしてこういう成績になりました。
1年目は予選は突破したものの、私の力不足でファイナルではリタイアという成績に終わりました。

その後、必死で勉強してあの時負けた理由を分析
またどんなマシンが理想なのか考えて、仮説を立てながらいろんなことを試して失敗しての繰返しの日々

去年の2in1の予選会でようやくお互いが納得できるマシンの方向性が決まり

12月からは集中して京商カップファイナルのチャンピオンをめざし月に何度も京商サーキットへ通う

こうした中で相方と自分はお互いに高め合って、尊敬しあいながら
それぞれ自分に無い物を補いながらチームのスタイルを作ることができました。

こうした経験は京商カップのチーム戦に出た全員が得られるものではないと思うし
12月から3月までの練習期間はツラいこともありましたが、幸せな時間も過ごせました。

有終の美という結果では終われませんでしたが、
ラジコンを速く走らせるということ以外にもたくさん勉強できたチーム戦だと思います。

2年間一緒にラジコンをしてくれて本当にありがとう!


チーム戦っていいなぁ~

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