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2016年4月14日木曜日

V-ONE R4 2016年仕様について

R4がデビューしてもうすぐ5年
R4 EVOになったものの基本設計は一昔の前のGPツーリングカーとなってしまっています。

それなのに2016年仕様ってどうなんだよ!?っていう感じですが、京商カップに出る者としてはR4もしくはSRの選択になってしまう。


ということで、先月のファイナルの反省点も踏まえて今年仕様に変更してみた。


今回の変更の目標としては

“電動ツーリングカーみたいに走ること”

ラバータイヤを使うラジコンカーかつ、オンロード1/10ラジコンカーとなるともはや電動ツーリングぐらいしか他のカテゴリーが無い

現状の電動ツーリングの進化としては
ストッククラスのボトルネックがモータやバッテリーの熱的な問題
モデファイドであるとタイヤのグリップに依存していると言えそう

ということで、現状走らせ方を見習うべきは電動ツーリングでないかと思った次第。


電動ツーリングと車両の動きとして圧倒的に違うのは動きの緩慢さ
始めた当初はこの実車らしい動きが好きだったんだけどねぇ…徐々に“ラジコン”として自分の中で捉え始めているんだろうな

この緩慢さが来ている主要因としては

●車両重量の違い
●車両重心高の違い
●ロールセンター高の違い

あくまで運動方程式に出てくる項目として絞る

重心高については改造範囲が狭い京商カップでは対策は難しいと考えるので
重量とロールセンターについてテコ入れをしていくことを方針の一つとしました。


重量に関しては前々からネジを変えたりしてコツコツと軽くしていますが
今回はビッグマイナーということでスロットルサーボのマイクロサーボ化に着手
以前からスロットルサーボにの特にエンジンを引くスロットル側に関してはトルクは必要ないという持論があった
しかも、最近ブレーキリンケージにバネを介していることもありさらにトルクが必要なくなっている。

と言う背景がありマイクロサーボ化したというわけです。



メカレイアウトとしてはこんな感じ

F島チャンプを参考にしています!
ポンダーの位置は要検討なのと配線はまだ暫定版

更に受信機バッテリーをLi-Fe化等も含めて重量としては約40gの軽量化

この40gという効果は絶大で明らかに加速が軽い

スロットルにはKO RSx-12 GT versionを使っているだが以前のフタバS9570と比較しても明らかにレスポンスが速い。さすが12用
スロットル側に関しては思わずプッシュアンダーを誘発してしまうほど

このあたり速い分にはプロポやサーボの設定で 調整できると考えている

ブレーキのトルクも申し分なくてしっかりと止まるし、荷重移動のブレーキのような弱いブレーキも今まで通り可能

後は熱ダレの検証は残るものの、恐らく問題ないでしょう。


40gの軽量化は大きいとみていて、ロールの基礎式としては

今回はmを減らしたのでΔWが小さくなりグリップの限界は上がる方向になるはず。
加えてロール角も減ってしまい、またピーキーな特性となる可能性があるので
ロールセンターを下げてロール剛性を下げる方向に

電動カーのサスブロックの幅も鑑みて今回はリアサスペンションブッシュを外側にすることで
ロールセンターを下げる方向としました。

この56番の部品




更に電動ツーリングと大きく違う項目の一つとしてアッカーマン比が異なる


これはARC R10

見ての通りタイロッドとサスアームはほとんど平行
これに対してエンジンカーは

タイロッドが前に角度が付いている

かなりアッカーマンが強い方向で、これはスポンジタイヤのようなスリップアングルが大きくてもグリップするタイヤに最適化された形なんでしょう

ただ今回はラバータイヤを使うので…?と言ったところも変更点の一つ


取説にはステアリングポストを前に付ける指示

今まで後ろに付けたということを何人かから聞いたことがあるもののみなさんネガティブなイメージがあった模様

ラバー車の場合

後ろ側のステアリングポスト取付位置かつ、アッカーマンを調整する板も一番後ろ
つまりアッカーマンを一番減らした状態。

この仕様で走ってみると確かにアンダーステアが強い
初期の応答も無くなる
が、裏返しとしてはリアが全く破綻しない、これに加えて後半のステアリング操舵はそこそこ効く
ということでライン取りは

黒がオーソドックスなアウト・イン・アウト 赤がアッカーマン減らしライン

直線的にブレーキングして小さなラインで曲り、立ち上がるという
昨今のモデファイドツーリングカーもこんな感じのライン取りを取るあたりこういう走らせ方もありなのかなと
軽量化の恩恵も重なりこういう走らせ方もできるようになった。



ラップタイムに出てくる効果としてはアッカーマンの別の記事で書くつもりだど
今のところいくつかの水準に対して6LAPぐらいしかデータが取れていない
そのデータで言うと差は0.1秒以下となる

差が出てくるとしたら5分でのラップの落ち方を比較する必要がありそう
特に赤色のようなラインを取るとフロントタイヤがツラくなってくるだろうし




ここまでの変更をして
効果の確認をしたところ
結構使い込んだ京商Mタイヤ
風が強いBRCサーキット(路面は低め)

で17秒フラットというまずまずのタイムを早速出してくれました。

グリップの違いで何とも言えませんが、これはこれで戦闘力があるのかなと

ただ、サーキットのロケーションが変わると全くノウハウが無くなってしまうのが今回の変更のネガ
ここに関しては5月連休で帰省の間、各地のサーキットを巡る予定なのでノウハウが蓄積されることでしょう

今月末のガスパワー大丈夫かな…

4 件のコメント:

  1. ひらいし2001R2016年4月20日 12:45

    こんにちは。
    こちらもファイナルの反省を踏まえて対策中です。

    色々と工夫しないと戦えないレベルになってきてますね。
    お互い頑張りましょう。

    返信削除
  2. ひらいし2001Rさん

    こんばんわ。
    もう来月末には再び来シーズンですからひらいしさんがどんな対策を施してくるか戦々恐々としていますw

    まだネタは仕込んでるものの書けるレベルでないので、早いうちに更新しますねw

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  3. ひらいし2001R2016年4月22日 1:24

    こちらも軽量化ですよ。
    スロットルサーボをミニ、ステアリングはロープロに。

    去年の中京予選大会後に試したけど、フロントが軽くなり過ぎで曲がらなくなってしまい面倒なので放置してましたが、再度チャレンジしてます。

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  4. チャンプからのトレンドになりますかね(^_^)a

    軽くなる分今までとバランスが変わるハズなのでいいとこ探る必要がありますね

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