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2017年9月7日木曜日

RC5時間耐久ダート全天候記念レースレポート


久々にラリーカテゴリーの更新となりました。
事の発端というのは8月中旬にこのレースのお誘いを受けたことから始まりました。

結構昔からこのレースの存在自体は認知してたんですが、イマイチ開催時期やレースの雰囲気等が分からなかったので(本気で調べてなかったともいう)参加を見送っていたレースでした

ちなみにオフィシャルサイトのお知らせはコチラから

なにせオフロードの耐久と言うことでオンロード以上にいろんなタフネスが試されるんだろうな~という印象でした。

コースはこんな感じ


写真では分かり辛いですが、結構高低差がスゴイです。
また、今年から全天候対応ということで路面がカーペットに変更されているようです。

普段のオンロードコースからしたらコース幅はとても狭い感じです
サーキットと言うよりかはジムカーナに近い感じ

でもこのコース幅がラリー感が出るというか、車体を振り回さないと曲がりきれない感じがリアルな感じで良いですよ


今回の出場は名門チームの“のうてんき”からの出場です。
後から知ったんですが、連勝記録を更新し続けるすごいチームだったようです汗

マシンは京商オプティマラリー改です

サスアームは3Dプリンタで自作
ダンパーステーはカーボン板を切りだしての自作という
こだわりが感じとられるスゴイマシン

今年の年明けの雪上は走ったようですが、μの高いドライ路面を走るのはほぼほぼ初ということでした。

土曜日の午前中はコース設営や長雨によりいたんだ箇所の補修を行い
午後からは走らせてマシンのセットアップという段取り

私が任命された使命としては、この土曜日の午後にマシンのセットアップを進めることだったようです!
オフロードマシンを仕上げた経験が少ないので戸惑いつつも
カーペット路面になったことで、“ギャップがあるオンロード”みたいなコンディションになったことも追い風で自分の持っている引き出しでなんとかこんな感じかなというセッティングに合わせていきました。


パワーソースはLiPoに21.5Tブラシレスモータ
タイヤはタミヤレーシングラジアル
というのがレギュレーションで決まっているようで、そんなにハイスピードな走行をするカテゴリーではない感じです。

1パック目を走った印象としては
①前後のグリップ感が希薄で曲がらない、ただ曲がり始めてもオーバーステアになることは無く、ずっとフロントが逃げる感じ

②パワーオンでアウト側のリアサスが潰れすぎてしまい、フロントが浮き気味でプッシュアンダーが強い

③ジャンプ→着地の際に不安定な挙動を示す

①から順に最も優先的に何とかしないといけないと感じた項目


①に関しては、フロントスプリングを硬くしていき、アウト側のタイヤに面圧を掛けて曲がる方向でセッティングしていきました。
③に関連する項目なんですが、前後のバネ剛性が低すぎていてジャンプの後に不安定になっていたこともあり、剛性を上げる方向になりました。


②に関しては普段であればダイヤフラムにプレッシャーフォームを入れて対処するような感じですが、そこはオフロードマシン
そもそもダイヤフラムのないエアレーションダンパーだったようで、その対処の方向性はナシという状況
ということで思い切ってリアスタビの装着に踏み切りました
今回はこの変更が一番寄与したのではないかと思っています。
直進時の路面追従性を考えるとこれ以上スプリングのレートを上げたくない
でも、②で感じたプッシュアンダーが強い
これはオプティマがリアオーバーハングにモータを積む構造というのが起因しているんだと思いました。

スタビを付けたことでリアロール剛性が適正化され、立ち上がり時の姿勢の改善のみならず、コーナリングでもリアが粘りすぎていたのがある程度振り回せるようになりました。

冒頭で書いたように、狭いレイアウトである程度ブレーキングで振り回せるマシンの方がタイムが出る方向性でした。

スタビを付けたことである程度方向性が定まったのであとは前後のスプリング/ダンパーオイルを入れ替えステアバランスを合わせこんでいきました。

最終的には
フロントダンパー系:スプリング X-GEAR GOLD  オイル#600
リアダンパー系:スプリング X-GEAR RED オイル#600
リアスタビライザー:φ1.6mm

というところに落ち着いた感じ


この後30分間の耐久チェックを行い、バッテリー残量や各部品の加熱による動きのチェックを行いました。

電費的には28分で電欠となり、30分以上でないとドライバー交代ができないレギュレーションから利点が無いということで、1スティント1ストップ(15分でバッテリー交換)という戦略になりました。

また、この30分耐久でコースにも変化が、、、
低速からの立ち上がりポイントでカーペットが痛んで、立ち上がりのトラクションが掛らなくなりました。

実は耐久チェックの際にはリアスプリングをもう一段硬い(イエロー?)を付けていたんですが、レース終盤は低速からの立ち上がりだけではなく、全領域で立ち上がりポイントが荒れると考え、リアスプリングは1段ソフトにしてスタートすることにしました。


ここまでやって前日テストは終了


夜は皆でBBQでした!

色んな面白い話が聞けました!酔っぱらってたので覚えてないですが!


翌日はレース本番
今回は5チームの参加でした。1チーム5人ぐらいはいたのでエントラントは多かったですね


ピットはこんな感じ



レースは2.5時間走り、昼食休憩、2.5時間走る
それぞれの走った時間の合計が最終結果となります。


レース①は私がスタートドライバー
30分後退でのうてんきチームは4人のドライバーを有しているのでレース①はスタートとゴールを担当しました。

スタートから後方をグングン離し、レース終盤には後ろに30周差をつけていました
レース終盤、最後のスティントの直前にクラッシュ!

3Dプリンタのサスアームが…

何度かヤバい!という当て方をしたにも関わらず折れてなかったんですが
折れるときはアレ?という衝撃で割れていました。疲労?

ここでビハインドが10周差ぐらいになり、最後の私にドライバーチェンジ

後ろには余裕があったので飛ばさずに担々と走りチェッカー


昼食を挟み、レース②のスタートです
今回は4番目ドライバーになりました。

昼食中にセットアップを合わせこんできたチームスカイと序盤からデットヒートです!
1時間走っても3LAP差しかつかず私に交代した時には5LAP差でした。


レース①を見ていた時に感じたのは、チーム員の他のドライバーはジャンプの姿勢がとてもキレイということでした。
思いっきり飛ぶのではなく、山を舐めるように飛んでいて着地後にもしっかりグリップしていて直ぐに向きが変わって速いという感じ

やり方を教わったのでレース中に試します笑

イメージはこんな感じ

走っている途中に分かったことは、初めは速度を落とすことでジャンプの飛距離を短くしていると思っていたんですが、そうじゃなくて
ジャンプ寸前でスロットルオフすることで頭を下げて飛ぶというイメージでした。

今回これがキレイに決まった理由としては離陸するところと着陸するところがΔh分高くなっていたからです
普通のジャンプだとまた違うんでしょうね

これに気づいてからはジャンプの成功率は50%ぐらいになりました。
成功の定義は音も無く着地した回数です

入射角や速度でなかなか上手くいかず100%にはなりませんでしたが…
とはいうものの、ラップタイムも安定して速いタイムを刻めたので今回の勉強はこの辺り

次はいつ役立つのか…?来年のこのレース?


私のスティントで少し後ろとのギャップを広げて、次のドライバーでそのままゴール!

ドライバーみんなの力で優勝しました!

名門チームの看板に泥を塗ることなく終えられてホッとしました

今回のレースの思ったこととして
参加者全員が楽しくラジコンしていた点
良い順位で完走できればもちろん万々歳ですが、参加すること、そのレースの雰囲気を味わうことを重きを置いている人が多く
とてもいい雰囲気のレースだなと思いました。


レース後は“とりまさ”で祝杯!


リンゴジャムに来たらここに来るのが鉄板みたいです

から揚げ美味しかったな~

その後温泉に寄って帰りました。


レースの模様は来月?再来月?のラジコンマガジンに掲載されるはず

今回のレースではいろんな人にお世話になりました!
本当にありがとうございました!

来年も機会があれば出たいですね!



2 件のコメント:

  1. 日曜日はお疲れ様でした。
    セットを変えた後半戦に一緒に走りたかったなぁ~。
    次回また機会があったらシクヨロで~す。

    (・∀・)ノシ

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    1. 後半戦の合わせこみ、サスガでした!
      また来年もよろしくお願いします!

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