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2017年1月19日木曜日

1月14-15日京商サーキットテストレポート

ということで行ってきました。

本来は21-22日に行く予定だったんですが、ひらいし2001R様ご一行が来られるということで
急遽この日程になりました。
もちろん今週末も京商サーキットです!

とくにt瀬さんと飲みに行くというレアパターンだったのが今回の最大の収穫という
夜は楽しかったな~



夜の楽しさとは裏腹に相変わらずセッティングは苦戦しております。
14-15日も例にもれず迷走していました。
後半に何とか光明見えた感じですが、とりあえず時系列順に四苦八苦したことを記録します。


1月14日
①セッティングはBRCセッティング
 タイヤはKCソフト& SWEEPソフト
 →曲がり込むコーナーでのオーバーステアは変わらわず

②バンプステア変更、バンプイン方向へ
 →曲がり込むコーナーでの効果はほぼ無し 立ち上がりでのアンダーステアが増える

③リアリバウンド量増やす
 →変化なし

④フロントキングピンアングル0度→2度
 →低速コーナーでのアンダーステア強まる

⑤スプリングをF/Rともに京商製へ
 フロント SMJゴールド→パープル
 リア SMJシルバー→レッド
 →ここで初めてオーバーステア傾向が収まる

1月15日

⑥F/Rともに引きダンパー→正圧ダンパー
 キングピンアングル2度→0度
 →前日の②ぐらいに戻る

⑦リアアッパーアーム短く
 →効果なし

⑧F/Rスプリング レートアップ
 ダンパー角度 E→B
 →オーバーステア改善 全域で扱いやすくなる。ベストラップも更新


ともう何を狙いにしてどうしてそうしたかを書かないレベルの迷走具合
②、④に関しては低速コーナーに対しては結構感度が高くアンダーステア傾向になった。
京商サーキットで2度キングピンアングルは選択肢として無さそう

⑤の狙いとしてはSMJゴールドはショートスプリングなのでロングスプリングにすることで応答を下げてアンダーステアに持っていく狙い
これは結構当たっていて、オーバーステアが発生する複合の高速コーナーで安定するようになった。


そして極めつけは⑦、⑧
このセッティングというのもひらいし2001RのT瀬氏が見た目にもタイムにも良く走っていて
そのセッティングをコピーさせていただいたもの

詳しくはt瀬氏のノウハウにもある所なので書きませんが、
全体的にロール剛性が上がる方向となりました。

内心は⑥までのセッティングではロール剛性を落とす側のセッティングにしていて”本当にこれで走るんだろうか?”と思っていたが、もはや藁にもすがる思いなので完全コピーを実施

結果としては良く走った。
良く走ったというかようやくスタート地点に立ったぐらい

この日はこのセッティングでボンバーレッドのテスト(なんよさんタイヤを1タンク拝借しました。ありがとうございました!)とひたすらバトルしてました。

ボンバーレッドのフィーリングとしてはなんよ氏と同じ感想で

インナーが硬く粘りが無い

というフィーリング
もちろん悪くは無くて、良いインナーが見つからなかった場合はココに戻る可能性も十分ある
ただ本戦まで約2ヵ月ある今、ここに甘んじていていいのかという気持ちがあるので
あくまでボンバーレッドを基準としてこれより良いか悪いかという判断になるかなと言う感じ

自分のタイヤでも確認しましたが同じ感想




さて、

この日は楽しくラジコンをしてあ~よかった程度に感じてたんですが、
帰りの車の中で冷静になり始めます。

どうしてロール剛性を上げたことで高速の複合コーナーでオーバーステアが消えたのか?

という悩みが心の中を駆け巡ります。
良い傾向になってもその理由が無いと不安になる性格になってしまった。。。



前述ぐらいの内容であれば月曜日に更新できるものの、この記事が木曜日更新になるほどずれ込んだのもこの解が出なかったが為
金曜日にはメンテナンスを始めたかったので何とか今日答えが見つかり始めました。


またもや会社の図書館で発見

自分で気持ちいいとか言っちゃうのかよ!とか思いながら手に取ったんですが
これがかなりいい感じの内容でとても分かりやすく記述されています。

今までの車両運動で考えていたのは定常域の応答で
実際に京商サーキットでも定常域の挙動に対しては文句ない感じ

ただ、今の悩みは過渡領域の挙動でその時何が起こっているのかどうかは妄想するしかなかった
この書籍にはその過渡領域の数式が事細かに記述されていてようやくいろいろ理解できたことも多い

その中の一つ

旋回中のヨーモーメントというまさにという記述を発見
旋回時にΔyの変位をするとしていろいろ途中式を飛ばした結果がコレ



基本的には運動方程式なのでモーメントと速度の積が出てきます。
過渡っぽい式ですね~
ただ、出てくる変数は割と簡単なものばかりで
右辺第1,2項はホイールベースが長いと曲がらないというまぁそうだよねというもの
注目すべきは第3項

ロール剛性は反比例
ロールセンタに至っては指数関数的に減速時のスタビリティに効いてくる模様

そして今回KCソフトにして散々迷ったのがこの式に反映されていてktというタイヤ横剛性の項
ここが小さくなったことでより曲がりやすくなってしまって
ロール剛性を上げたり、ロールセンタを変えないと成立しないということなんでしょう

最後のセッティング変更でスプリングレートを高めたところ高速コーナーでオーバーステアが消えたのはどうもこの辺っぽい


もっというとロールセンタの方がこの辺の感度が高い模様なので
今週末はロールセンタを変えた仕様を持ち込みとして傾向を確認してみよう


今回はTカーが最後のタンクで良く走った仕様になっているのでこちらはこのままとして
メインカ―をロールセンタ変更ということで、サスブロックを高い仕様に変更しようかな





後はメンテナンスメモということで

メインカ―:レシーバーボックス修理 F/Rロールセンタ変更
Tカー:ダンパーメンテ ブレーキメンテ

さて今週は22日に京商サーキット予定ですよ~

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