face book ページも更新中! https://www.facebook.com/taisukem1

twitterも更新中! https://twitter.com/marutai_nara
ラベル V-ONE R4 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル V-ONE R4 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年7月9日土曜日

GPツーリング全日本の準備 クラッチ調整とフロントバルク

 ここ最近GPツーリングをがっつり取り組んでいてお金も時間もかけて準備しています.

とはいえ短期集中型で3月のOS初走行から課題を抽出して解決策を検討していました.

6月中旬のZENのレースからは電動を封印してエンジンカーのみ走らせています.

スロットルの使い方とかはようやくエンジンカーの握り方を思い出してきました.


電動の場合は外周リアタイヤのインナーを潰すイメージでスロットルを引いてます

エンジンカーの場合はタイヤの荷重というよりかはエンジンの温度を気にしながら引く必要があります.燃料を送って冷やすのはもちろんですが2速に入るタイミングとかも変わっちゃうのでその辺りも気を付けながら走ります.

5月末のOSフィールドレースでの反省点を生かして長時間走ってもヒートしづらいセッティングや運転を見直しているのが最近の進捗です.


ということでクラッチセッティングも進めています.最近は家から一番近いエンジンカーができるサーキットのグリーンパークで走らせています.

今日のピット ピットマット忘れてしまいました…

クラッチについて


クラッチの詳細やセッティングについてはこちらの記事を参考にしてみてください.

VZW448のいろんな調整範囲でクラッチ調整をしてみています.

基本的な構造はガルシューを無加工で使用して最近はφ1.7mmのスプリングを使っています.

クリアランスとスプリング締め込みはそれぞれの好みだと思うので自分も色々調整してみてます.

締め込みを1.5mm,クリアランスを0.5mmにしてみたところ明らかに滑っているようなフィーリングになってしまいました.

滑っているなとわかった段階ですぐに走行をやめればよかったんですが,エンジンの燃調を出したかったので5分間続けて走行をしていました.

クラッチを開けたところクラッチベルのシューが接触する荒らし加工のところにシューが付着しているハズが,すべて取れてしまっていました.(写真撮り忘れてしまいました!) 

こうなってしまうとクラッチが常に滑っているようなフィーリングになってしまい,クリアランスを近づけたりスプリングテンションを弱めても改善されない状況でした.

今までのクラッチでいうと接触面がピカピカになって滑ってる感じのクラッチベルのようなものですね


滑った状態で走らせるとどうなってしまうのか?と気になって形状測定機で観察してみました.

観察したのはクラッチベルの荒らし加工をしているところです.

使用前
使用後
色が黒くなったぐらいしか分からないですね
青い線のプロファイルをグラフにしてみます
縦軸が凹凸の量,横軸が青線の座標です
※縦軸の数値はノウハウだと思うので記載してません
※単位の次元はすべてのグラフで合わせています
※右上のグラフは測定時のセッティングで傾いてしまいました.心の目で水平にしてみてください

滑らせてしまう前後で明らかに凹凸が少なくなってしまっています.
また下の行の拡大したところでは左の新品ではギザギザと尖っているのものの滑らせてしまうと丸く削れています.

ギザギザ部分でシューを付着させていると思うので滑らせて長時間走らせると
クラッチの性能を発揮できなくなってしまうということがこのグラフからわかりました

基本的にちょっと近いかな?(自分の感覚ですみません)ぐらいが良く前に出るフィーリングなので自分としてはクリアランス0.3mm~0.5mm,締め込みをφ1.7mmで0.5mm程度かなと思います.

フロントバルク

コンビタイヤではなくノーマルタイヤを使うレギュレーションでどうしてもアンダー気味なマシンになってしまいます.
限られたフロントタイヤのグリップをどう使うか?というのが攻略になってくるかと

2018年の全日本ではこんな対策をしてました
サーボマウントを浮かせてアッパーデッキを動かそうという意図ですね
その時の写真ですが何となく捩じれてるよう…な?
OSフィールドでも以前にエポキシで固めたフロントバルクは不調でしたし
フロントバルクは柔らかくてもいいのでは?というのでこちらの部品を試してみます
VZ406B フロントバルクセット
OSフィールドではパンダさんもトライされてましたね
グリーンパークで試してみたものの結構いい感じ!ステアリングの舵角の多くてもググっと頭が入ってくる感じです.

更にアイデアを盛り込んでみます

取説では前側を3x15のサラねじ,後ろ側を3x8のサラねじで固定する指示になっています.
前側は飛び出した部分にカラーを取り付けてフロントバンパーサポートと共締めする構造です.

3x15のサラねじを短くできればフロントの取り付け剛性を下げられそう
でもフロントバンパーをねじ止めしないのはダウンフォースを受けきれないと思うのでやりたくない

ということで
上からは3x8のホロービスでおねじを立ててポストを取り付け
シャシー下面は3x6のサラねじで固定(赤色のアルミねじ)
こんな感じの止め方にしてみたところフロントの入りの動きが初期反応を落としてちゃんと曲がりこんでくる素直な動きになりました.

シャシー下面のねじは鉄やチタン、アルミの材料別や3x6 3x8等の長さ違いでもいろいろ剛性が弄れると思います.

グリーンパークでいい感じだったのでOSフィールドはどうなるか気になるところです.
あとはゴムタイヤにも結構アリだと思うので今度やってみようと思います
まあ気に入らなかったらすぐに戻せるのがこのねじ交換のいいところですね~




2022年7月3日日曜日

GPツーリング全日本の準備とSPドライブベルト

 

3年ぶりの全日本ということで何を準備してたかなと思い出しながらの作業になっています.

特にここのところは電動カーをやる機会が多かったのでエンジンカーの燃調に手こずっていて燃料やクラッチを変えた時のエンジンの昇温データを地道にとっています.

今までは何となく感覚で燃調を合わせていましたが数値でデータを残すことで後から見直すことができるのでいいですね.この辺りは全日本が終わったところで記事にしようと思います.


さて1枚目の写真のように全日本用にボディを準備しました.今まで使っていたP47Nと新しくEXTREMEのCZ-1を準備してみました.

塗装は今回新しい配色で蛍光イエロー主体にしてみましたがこっちのほうが見やすそうでいい感じ

ボディマウントの穴開けやウイングの装着は車検ゲージを見ながら作れますが,問題なのはマフラー穴開け

マフラーがタイヤと干渉もありますが,全幅もレギュレーションで規制されるのでマフラー位置もしっかり決めておかないとボディへの穴開けも進められません.

ということでこんな感じの治具を作ってみました.

材料費500円ほど
鉄アングルの幅を200mmに合わせてみて簡易的に車検状態を再現してみました.
もちろんJMRCAが持っているゲージが正になるので目安にしかなりませんが

これを作ってわかりましたがリアタイヤが少しはみ出していました…リアトー分全幅が広がっているのでゲージに入れられませんでした.この段階で気づけて良かった


YURUGIX ver2マフラーの場合
最近のマニホールドは幅方向に出っ張っていてボディにギリギリな寸法になっています.
このマニホールドもレギュレーションに適合しているか?という心配もあり治具化していました.車検を通らなければ頑張って燃調を出したりしても無駄になってしまいますからね

YURUGIX製はマ二部は2mmほど余裕があるので大丈夫そう.
マフラー出口部が結構ギリギリで,プーリーとギリギリ200mm幅OKという状況です.


OS TT02の場合

このマニホールドも結構幅があり,YURUGIXと比較しても200mm幅がギリギリです
ただマフラー出口はこちらの方が余裕がありますね

候補の2つのマフラーはどちらもギリギリではあるもののレギュレーションは大丈夫そう
マフラー出口のパイプも座標はほとんど変わらなさそうでこれでようやくボディに穴あけができました.
R4ユーザーの方でこの系統のマフラーを使う場合はプーリーとギリギリになるので注意が必要ですがレギュレーションには適合しそうです


準備その2

今日も本番エンジンのクラッチと燃調を合わせようとグリーンパークに出向く予定でしたが雨予報なので見送り、、、
今日やりたかったことは他にもCZ-1ボディ比較,マフラー比較,SPベルト比較等々やりたいことがたくさんあったんですが来週ですね.天気が良ければいいんですが…

ベルトに関しては交換が決まっていてどのくらい変化するか興味があったレベルなので
もう組み換えを実施してしまいます.

京商HPより

VZW452~455で最近OPとして追加されたものです.

従来品と手で触ったレベルでわかるくらい柔らかいです.
ただ歯のところはそんなに変わらなくベルト背面が柔らかい感じです.
耐久性は未知ですが全日本ですし今取り付けてもレース前には交換ですね.
ネガは感じないので交換してしまいます.

組み替えた感じでは駆動もかなり軽くなりました!一応数値で押さえておこうと思い
デフチェッカーを使って駆動の重さを測定してみます
こんな感じで測ってみます

測定結果はこんな感じ
ノーマルベルトと比較して40%程抵抗が減っています!ベルトテンションは手で触ったレベルですが合わせていますがそれにしても劇的な効果ですね
データを見てわかることは抵抗のムラも減っているところです.グラフの波形を見てもわかりますが標準偏差に置き換えるとノーマルが14.2に対してSPベルトは11.9となります.
シャフトに対してデフは偏心しているハズでノーマルベルトのトルクムラはこの偏心からくるものかと思います.
SPベルトはこのトルクムラの感度も弱いのでスムーズに回る一因なのかと考えられます.

これでコーナーの転がり感向上やエンジンの温度が下がったりしたらいいなぁ



2022年3月7日月曜日

R4ハードリアサスアームとサスボールスクリュー

ここ最近R4のアップデートパーツが頻繫に発売されています!

ということで久々にGPツーリングネタ
ボディはまん防で出かけなくなって塗装に凝ったものw


駆動系パーツでは1速ワンウェイホルダーが発売されました.

今までシムを入れないと2速ハウジングと干渉してガリガリになってしまうのが解決され

メンテ性と信頼性が向上しています.


パフォーマンス面でのアップデートパーツはタイトルにもあるようにハードサスアームとサスボールが新たに発売されました.

スポンジタイヤのレートが高いスプリングを使うときにはサスアームのヨレ感がなくなりよく走りそうですがゴムタイヤではどうかな?と思い走らせてみることに.

サスアームをリフレッシュするので同時にサスボールも新しいものを組み込みます.


取説にはグリス塗布指示されています

自分はジョイントグリスを塗り指で薄く延ばして塗布しました.塗りすぎもねじ穴から出てくるのでよくないと思います.

さて今回のサスボールはねじのかかり始めがストレートで、ねじも細目ピッチになりました.
かかり始めのストレートはちゃんとまっすぐ入るけど、ガタガタにはならない絶妙な径の設定になっています.
レンチの頭をしっかり押さえながら回すと簡単にまっすぐ組み立てられます.

今までのものは注意して組み立てても斜めになったりしたのでかなり良い改良点ですね!

組み立ての注意点としてはレンチはボールポイントは使わないほうがよさそうです.
従来の鉄製なら気にせず回せますが、こちらはアルミ系の材料になるので硬度は低くなります.

また調整はハードサスアームと組み合わせる場合はボールポイントではなく普通の2.5mmレンチのほうがよさそうです.(HUDYの2.5mmボールポイントを使ってますが調整時にナメかけました…)

ノーマルサスとの組み合わせであればボールポイントでも回せますがここも普通の2.5mmで調整する癖をつけておいたほうが良いかも


サスボールを交換するとサスアームは新調する必要があるか?というところですがもちろん変えるに越したことはないと思います.
ただ試しに旧型のピッチの粗いサスアームに新型のサスボールをねじ込んでみましたが一応掛かり感はありました.
サスアームを折ってしまって現地で替えのサスアームが使用済みのものしかない!という緊急の状態であれば使えるレベルだと思います.



さて実際に走行してみます
テストしたサスアームはこの3つ
(左)ハードサスアーム (中)R4純正サスアーム (右)RRR用サスアーム

ゴムタイヤにはRRR用のサスアームを使う方も多くいると思いますがどれだけ変わるかというのを確認してみます.
触ったり捩じったりした感触は

RRR <<<R4純正 <<R4ハードサスアーム 

という感じ.RRRのサスはしばらく使うと捩じれててダンパーのプリロードが左右で全然違う!なんてことも起こりますからね

実際に走らせた結果が下の表


RRRのサスは新品タイヤの1タンク目ということもありベストラップはかなり出ていますが終盤のタイムはかなり落ち込みベストとアベレージの差が出ています.
フィーリングとしてはアンダーステアが強く、立ち上がりも蹴り感がなくて握れないフィーリングでした.
テストしたタイヤがKCスリックソフトで1タンク目が良くグリップするタイヤでそれ以降同じタイヤで比較しているのでR4純正サスのほうがポテンシャルありそうです


R4純正アームを基準として考えると優秀でベストもそこそこ速く、アベレージとの差もあまりありません
フィーリングも”よく走るなあ~”という感じでそこそこ曲がって、粘るように立ち上がるのでよく握れます

R4ハードサスアームは1発ベストが出ているもののアベレージは純正サスより遅くなってしまいました.
フィーリングとしては軽く蹴りだしてくれる感じですごく前に出ます.純正サスとの違いがよく分かったのが立ち上がり加速でした.
ただターンインで少しピーキーで純正サスに比べて唐突なオーバーステア気味になりました.
なので1周まとまれば速いけど落差があるみたいなタイムとなっています.


テストはBRCサーキットで風が風速10メートル近くで、走行人数も4名程度と路面状態はかなり悪い状態でした
路面が悪いとサスアームも柔らかい方がいい?と思いがちですが
自分の考えとしてはサスアームはなるべく剛性が高い方がいいと思っています.
サスアームの”しなり”を使ってセッティングするのであればダンパーやスプリングを柔らかくする方が定量的でいいという考えです.
どうしてもサスアームの固さを変えるフィーリングが欲しい!というシチュエーションも起こるとは思いますが,そこは状況に応じて対応すればいいかなと思います.


ということで1発の速さのあるハードサスアームをいろいろいじってみます.


ノーマルサスよりもダンパー取付位置を1穴寝かせて、ロアアームのダンパー取付ピポットに1mmのスペーサを入れました.
これでピーキーな動きはだいぶ改善され動きを掴みやすくなり18.6秒ペースで周回できるようになりました.
多分ダンパーオイルを現状の#650から#550~600にすると更にちょうどよくなりそうですが,風が強すぎてオイル交換をする気力が起こりませんでした。。。

よく走るようになり動きを見ているとBRCのコース外周は結構ギャップがあるが、ギャップを通っても乱れない動きになりました.
ちゃんとサスアームが動いてダンパーが働いているということですかね
サスボールも簡単にスルスルに組めるコーティングになったのでそれも効いているのだと思います.


サスアームテストが終わってからは最近電動ばっかりやっている手にGPカーのコーナリングフィーリングが合わずひたすらフロントスプリングをいじってました.こっちのほうが沼でしたね.

そういえばプラグヒーターを変えました.

長さもいい感じ

今まで右側の京商製のプラグヒーターを使ってましたが,頂点のメーターのところが壊れて通電しなくなったり、可動部が汚れてエンジンの掛かりが悪くなったりしてこのヒーターは3代目でした.

左側のヒーターはAMRから最近発売されたプラグヒーターです.
寒い中何度もエンジン始動をしていましたが掛かりはかなりいいと思います!
可動部品が少ないので汚れが溜まらず,しっかり通電できるからかな?
またプラグの状態を示すLEDがチェックランプとしてあるのでプラグが切れている状態でスターターを回してしまうなんてことを防げます.
充電も受信機コネクタと同じものが使えるので充電用の機器を持ち歩かなくていいのもいいですね

ちょっと長さが短いのでGT3には厳しいかもしれないのでしばらくヒーター2台持ちになりそうですが
1/10なら何の問題もなく使えそうです.










2021年5月12日水曜日

スプリングレート再整理(GP)

 EP系のスプリングの記事をGPのスプリングにも書いてみます.


GPスポンジ V-ONE R4の場合

使用時のバネ長/たわみ量

■リア

1G:22.21/0.79

フルバンプ:18.66/4.34

フルストローク:16.06/6.94

■フロント

1G:21.73/1.27

フルバンプ:18.95/4.05

フルストローク:15.46/7.54


GPラバー V-ONE R4の場合

使用時のバネ長/たわみ量

■リア

1G:18.52/0.87

フルバンプ:16.01/3.74

フルストローク:12.05/7.7

■フロント

1G:18.88/0.87

フルバンプ:16.51/3.24

フルストローク:12.35/7.4

W5307系スプリング

GP系の手持ちスプリングたち

無限とインフィニティのスプリングの特性ってだいぶ違うんですね、、

R4にはスポンジの場合はフロントにW5307-33 YELLOW(EPの記事の方にバネ特性を記載してます),リアはW5308-154 GREENがかなりいい感じです.

以前のW5308-15325BLUEよりもGREENのほうがリアを感じながら立ち上がれると思いましたが縮み始めが少し硬いのでそういうフィーリングになったんですね~






2021年3月8日月曜日

TG専用新型クラッチ!

 

R4のスポンジ、ラバータイヤどちらにもオススメなオプションパーツが21年3月に新登場となりました

とても良いクラッチなのでお知らせできる日を楽しみにしていました!


画像:京商HPより

特徴的なのはシューとの接触部分が写真のようにあえて荒らされた加工が施されているところです.

この部分が走行後にシューの材料が付着してこのようになります

黒く見えているのがシューの材料が付着しています.
注意点はこの黒くシューが付着した部分は拭き取らずにこのままにしておいてください
また組み合わせるシューはVZW442-04TGを使用することで本来のポテンシャルを発揮することができます

クラッチベルとシューは1タンクほど走行させるとそれ以降は状態が安定するので

クリアランス等のセッティングは実走後に実施することをお勧めします.


クラッチのセッティングとしては

ガルシュー:押し出し方式に加工

センタースプリング:Φ1.8mm 締め込み量0.5mm

ベルクリアランス:0.3mm

※エンジンはver3 / マフラー,マニはTT02,MT02

ガルシューはピンのところを切り取り、押し出し形式に変更しました

クラッチスプリングの調整はKRFクラッチスプリングアジャストツールがレシーバーボックスと干渉なく精度よく回すことができてオススメです


クラッチスプリングのセッティングを見て
”これじゃあ低回転から繋がりすぎてモワーッと加速するんじゃないの?”
と思いますよね.自分もサンプル品を組み込むときはそう思ってました笑

ここがこのクラッチの肝となる部分で
低回転での絶妙なミート感でパワーを喰われることなくマシンを前に進めることができます.おそらくベルとの接触部の加工がこのミート感を生んでいるのだと思います.

奇しくも前回のESCの記事
”クラッチが繋がるTH開度まで無意識に握ってしまうクセがついています”
なんてことを書いていましたが、このクラッチではその”繋がり待ち”が不要となります.

コーナー中盤から立ち上がりにかけての姿勢を容易に制御できるのでかなり運転しやすくなります!
エキスパートな方なら少々オーバーステアなセッティングにしてもスロットルで上手く合わせられるので、クルっと向きを変え→ズバッと加速なんてこともやる気になれます!

今回はスポンジTGを走らせていましたが
この特性はラバー車を走らせるときにも効果ありだと思います.

ラバー車の場合は荷重をなるべくかけ続けて丸く走らせたいと思いますが
このクラッチだと電動ツーリングみたいに運転できます.
従来はそういうクラッチにすると滑ってすぐにベルがダメになったり,エンジンがヒートして実現できませんでしたからね~

効果としては
従来のクラッチでの走行 ベストは17秒フラット

新型クラッチは16.9秒

クラッチだけで0.1秒の更新
これだけだとインパクトが薄いかもしれませんが
クラッチはエンジンカーのセッティングの土台となる部分で、ここからさらに曲がるようなセッティングも可能となりまだまだ伸びしろを秘めていると思います!
時間の都合でクラッチセッティングでこの日は時間切れとなってしまいましたが
このクラッチに合わせた足回り等のセッティングも探していければと思います


今後についてはエンジンはTG ver4にマフラーはTT02のままでもマニはMT03を組み合わせるとレスポンスが鋭くなりよりドライバビリティが向上するのでエンジン‐マニ‐マフラーの組み合わせのトレンドとなりそうです.(上の写真のマニ)
その時のクラッチセッティングはまた変わりそうなのでその時はまたセッティングを掲載します(レースが無くてver4エンジンを慣らす気力が起きてない…)

因みにこのマニ横幅がすごくて使うボディを選びそうです.
競技用ボディのP47Nはギリギリ干渉なく搭載できましたが
京商カップレギュのアウディや86は干渉してダメそうでした、、
アウディR8

トヨタ86

ヒートシンク部分がボディと干渉しちゃうので走行中に溶けてしまいそうです、、
ということでマニは従来通りMT01orMT02を使用することとなりそうなので
先ずは上記したセッティングから初めてみると良いと思います!

2020年8月13日木曜日

VZW447 FFTフロントワンウェイユニット

ワンウェイを使いたい場合は今まで他社製のワンウェイしか選択肢がありませんでしたが

京商からも発売されましたね.


上の写真のような見た目で加工もかなり凝ったデザインになっています.

以前の記事に書いたアルミアッパーバルクと組み合わせればダンパー、アッパーバルク、ワンウェイユニットと全て同じ色のアルマイトでだいぶカッコいいです!


さてワンウェイの組み立てに関してはYouTubeに動画をUPしましたのでこちらを参考にしていただければと思います

こちらは組み立ての解説動画
これは分解の解説動画

この動画を作った背景としては実は1回目に組み立てた際に組み立てミスがあり
だいぶユルユルなワンウェイとなってしまい“これはラバータイヤに使えないかもしれないな…”と思っていました.
ただこれはしっかりとシリコンオイルを充填できていなかったので緩いワンウェイになってしまったことが原因でした.

組み立て不良で正しい部品の評価ができないともったいないと思ったので動画を作って
誰でも同じような性能を発揮できるように組み立てポイントをまとめました


さてしっかりと組み立てができるようになったところで
じゃあ何番のシリコンオイルを入れれば良いのか?と疑問に思うところでこの動画を


BRCサーキットだとかなりのタイムアップ効果がありますね
自分のオイルを変えていった経緯としては
①内外50万番でワンウェイ組み立て:ワンウェイの効果はあるもののギアデフと大差ない動き
②内側50万のまま外側を10万番の極端に低く:①よりもよりワンウェイの動きをするがまだ巻くような動きをしない
③内側30万番/外側10万番へ:ブレーキングからステアリングを切り始めターンインの姿勢を作りやすくなる この番手でベストラップを記録
④内側30万番/外側8万番:走り初めは③と変わらないものの5分過ぎから巻き始める

④が巻き始めた理由としては5分過ぎでAMBの測定温度で50℃を超え始めていました.
おそらくデフ内部の温度が高温になりシリコンオイルが軟化して動きが巻き始めてしまう領域まで変化したんだと思います.
③のオイルの組み合わせだと15分近く連続で走っても走行中のフィーリングが変化することはありませんでした.


③で書いたターンインの姿勢については
ワンウェイを装着しているとブレーキングでロックすることがなくなります.
(車輪速が車速以下になることがないため)
つまりワンウェイの差動トルクが許す限り強いブレーキングをすることができます
またブレーキを引きずりながらステアリング操作もできるようになります.
今まではシビアにブレーキを抜きながらステア操作していたのがワンウェイに任せっきりになるので運転はかなり楽チンですよ

ブレーキを引きずりながらステア操作するのでコーナリング時の外輪にうまく荷重をかけながら曲がれるのでターンインの姿勢が改善するという意味で記載しました.

荷重移動の後はワンウェイ特有の転がり感ある進入の後
立ち上がりではロックするので力強く立ち上がることができます.

デメリットとしてはワンウェイユニット自体の重さが多少重くなってしまいますが
コーナリングのボトムスピードが上がっているのでこのデメリットを消して余りあるメリットがあると考えています.

ベタ褒めになってしまいましたが本当にいいものなのでぜひ試してみてください!

2017年4月10日月曜日

レシーバーボックス検討その1

たまに衝動的に何かを作りたい欲求が来て
しかも今週末は雨だったのでレシーバーボックスをまた検討してみました。

もう何度目なんだろう…
タイトルもその1とあるように今後も続く予定です。

先ずは現行のレシーバーボックスをモデリング

FUSION360を使ってモデル化です。
ソリッドな形状であれば全く問題なく使える3D CADですね。

とりあえずレシーバーボックスに対する要件としては
見た目がスマートなこと ←これが一番重要
②サーボホーンの軌跡より大きいこと
③燃料が掛りにくいデザインのこと

②に関しては現在のメカレイアウトだと

一番出っ張っているのがサーボホーン

横から来るクラッシュとかだとホーンが折れる
じゃあアルミホーンにしたらというと、ブレーキのフィーリングがあまり好きじゃないのでここは樹脂が良いという…


と言うことで検討その1

すごく単純にレシーバーを覆ってみたver

もう捻りが無さすぎてなんだか気に入っていない
この形だともはや3Pプリンタじゃなくても良くない?とも思うし

レイアウトはギリギリにしたつもりだけど

一番出っ張っているところは旧ボックスとそんなに変わらない上に
赤い軌跡のホーンの軌跡より大幅に大きい

ということでもうちょっと考えよう
場所もここが良いのか?というのもあるし

ミドルベルトを支えるセンターバルクごと入れ替えてやろうかとか思ったり…


まぁ急がないし
京商カップファイナルが終わってから若干燃え尽き症候群だし

しばらくのほほんとしてようと思います。



そういえば京商カップファイナルのレポートが公開されていますね!
下の方の自分のコメントの中に“給油タイミングやタイヤのグリップ云々…”と言っているにも関わらずガス欠でレースを終えるという
レポートの中でスローダウンと直接的な表現をしなかった京商様に感謝ですね!

スーパーラップとレポートの中で褒めてもらえたのが心の支えです。。。

2016年12月16日金曜日

週末のテスト予定

今週のほとんどの時間を2台目のR4製作に費やしていました。
お陰でほとんどが1台目と同じような仕様になりました。

違いはシャシー下回りのチタンビスの適用とピポットボールのアルミ化を残すのみという感じです。
スペア持ってなかったので...

2台体制ということで、レース本番でもいろいろできることが思いついて戦略の幅が広がっていいなと思いながら組んでました。
違う仕様のセッティングを練習走行ヒートで試して傾向を探るなんてこともできそう


今週末は土曜日は2台目のベースセッティングの確認
特に2速とクラッチまわり

あとは、日曜日の走行に向けての持ち込みセッティングの模索


日曜日は本格的にタイヤテスト
あとは相方のR4のフィーリングチェックに費やしましょう

本格的にいろいろセッティングを詰めたり、路面のグリップ傾向を探るのは年明け以降になるかな〜

2016年12月3日土曜日

ボディ作成とSRTテスト項目

とりあえず明日はSRTに行くことにします!
今日は結局ラジコン出来なかったことと、前情報でグリップがかなり低いということから夏のセッティングとまた違うのかなと想像したため

明日の予定としては
持ち込みがそこそこの完成度だった場合(持ち込みは夏のガスパワーのセッティングで)
午前中の路面でのグリップ感の確認
を最初に実施
タイヤとインナーとグリップ剤の組み合わせを何パターンか試すこと

それが終わると午後になりそうなので次のステップとしては
ボディ検証としてウィングの厚み別のTRY
ボディ前傾角別
ホイールハブカーボンプレート装着
の空力関係の確認

これが終わると夕方ぐらいになりそうなので
最後またタイヤの比較


という流れでテスト進めること
コース上台数多そうだからまた3ラップたけ続けベストとかで確認かな〜



ということで明日から本番用のボディ作りました!

空力的なアプローチをいくつか盛り込んでいます

一つはホイールハウスのカットの処理
今までは普通に半円でカットして直線で繋ぐようなカットだったんだが、ホイールハウスから空気が抜けるのを防ぎたくてタイヤに合わせてカット
前後位置は変えてないのでカットラインは守っています

思うに実車ではシャシーと地面の間の空気を早く流してなるべく負圧にすることでダウンフォースわ産んでるけど
ラジコンシャシーでは多分当てはまらず、ボディ内部を負圧にすることの方がよりダウンフォースを増やせるんじゃないかと思った次第

SRTのような高速コーナーがあるサーキットだと有効に働きそう


カット位置としては

フロントはリップから65mm位置 ホイールセンターから下に1mm を中心にφ64mmでカット

リアはバンパー端から70mm位置 ホイールセンターから2mm下でφ64mmでカット


これでようやくメモを残せた...
これで次回以降のカット悩まなくて済むな


ウィングも2枚準備

カットラインが上か下かの違い
ちなみに重量は全く同じでした
塗装のバラツキ分とかが乗っている模様


さてテスト計画を立ててたらチョット楽しみになってきましとよー(`・ω・´)

2016年11月7日月曜日

バンプステアについて

一昨日はBRCに行こうと思っていたんだけど、なんだか体調不良で土曜日は1日寝てしまいました。
ただ、布団の中でアマゾンや洛西モデルで買い物してしまったがために、来月のカードの引き落としが怖いです。。。
今日の夜には荷物が届いていて最近のネットショッピングはスゴイなと思う次第

勢いでこんなものも買ってしまった!

実は先日の全日本の時にプロトタイプを見ていいなと思っていた代物
今回のケイチューンもエンジンが回るサーキットなのでこのマウントが効いてくれればいんだけど…どうかな~


買ったものとしてはタイヤとか予備サーボとか、
一番欲しかったのはベルトとプーリー

1/5が走るサーキットと言うことで、タイヤカスが沢山落ちていて
プーリーがすごいことになってました。

とりあえず今週1週間かけて駆動系のメンテ予定

この間のガスパワーはミドルベルトトラブルでリタイアだったのであんな思いはもうしないぞ!



メンテしてて気づいたんだけど、最近キャスターを寝かして走ることが多いんだけど

キャスターを赤い矢印の方向に動かすとアップライト側のピポッドが下がる

これってバンプステア特性が変わるよねと
今更ながら1度とか2度のアップライトが出ている理由が分かった。
2度のキャスターを付けてもアップライト側のタイロッドのピボット位置が変わらないんでしょう。たぶん

自動車の運動性能向上より抜粋すると

“ストローク時のトー変化特性、いわゆるロールステア特性は、車両の操舵応答性に大きな影響を及ぼし、通常はフロントサスペンションでは、バウンド側でトーアウトとなるようなロールステア特性にするのが一般的である”
P75より

今のジオメトリではロールステアはトーインの特性になってしまっている。
トーアウトにするためにはサーボセイバー側にスペーサを入れることでトーアウトにできそう。

どういうステア特性になるのか!?週末試してみよう