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2023年3月1日水曜日

しらかば2in1 RallyFestivalレポート ~マスダンパーの開発~

 


今年も真冬の恒例行事にもなっているしらかば2in1主催のスノーラリーに行ってきました!

去年の記事では3Dプリンター製のガルアームサスアームを採用してレースに備えていましたがコロナの影響でレースは開催されず

ただスカイホビーで走らせた結果としては従来の真っすぐなサスアームに対してギャップ走破性はかなり向上していました

でもやっぱりギャップを受け止めきれずストレートではピョコピョコ跳ねてしまいます

これはロマン重視のラリーカーには実車感があんまり出てない動きだし

スピードとしてもストレートで跳ねた瞬間はタイヤが地面から離れてしまうので加速の効率は悪くなってしまいます.

普段通っているZENのF1カーにはバッテリーを可動体としたマスダンパーを装着されたF1が良く走っているのでこれをインスパイアしてラリーカーにもマスダンパー適用を検討してみました

詳細については”すだぴょん”氏に動画にしてもらいました!
23年3月1日時点で再生回数が1万回を超える動画になりすだぴょん氏にも褒められてしまいましたw


構造としては動画にある通りなんですがアッパーデッキ上に平行リンクを組んで,スプリングで支える構造としました

ただスプリングを付けるだけではマウントしづらいのでダンパーケースを使ってマウントする構造を取りました


製作は割と手間がかかっていて,リンクはボールエンドと板厚2mmのカーボンプレート

バッテリーは板厚0.8mmのカーボンプレートで作っています

手間がかかることは目に見えているので前もって可動範囲やバネレートは事前に検討してから製作に移りました


先ずはマスダンパーとはどのように考えるか、ですが

wikipediaには動吸振器の項で記事になっています

いろんな数式が書いていますが根底の理論としては

”車体を持ち上げる(落下する)力と反対方向の力を掛けて振動を防ぐ”

というものとなります.

このことを念頭に置いておけば数式が示す意味も理解しやすくなります



マスダンパーオモリ変位量:Xa[mm]
車体変位量:Xm[mm]
車体加振力:f(t)[N]
マスダンパーバネレート:ka[N/mm]
車体バネレート:km[N/mm]
車体ダンピング:ζm[N・m/s]
上記のようにラジコンカーを簡単な形状にモデリングします
難しい言葉で書くと2自由度強制振動系となります
先ほど青字で書いたことを上図でいうとf(t)と釣り合う力をmaを用いて出すという考えです

(t)とか出てくると何のこと!?となってしまいますが時間の関数なのでエクセルで0sec,0.001sec,0.002secといったようにオートフィルしていけば計算できるので身構えなくても大丈夫です

今回走らせる想定の路面をモデル化しました
これを計算すると18Hzのsin波となります.1秒進む間に18山のギャップを踏むイメージですね.これは過去の動画を見ながらギャップの数を数えたら多くともこんな感じでした

20mmというのは正直エイヤと出しました.タイヤの1/3の径より大きいと超えられないと聞いたこともあるし,今のラリーカーの車高は20mm程度なのでひとまずこの値で置いています

さてwikiの記事によるとマスダンパーの固有振動数(ωa)と路面の周波数(Ω)が同じときに逆位相でマスダンパーが動くと記載されています

マスダンパーの固有振動数は
この数式で示せる
電卓でもできますね.maは1Sサイズリポバッテリーの150gでその時,ωa=Ωが成り立つkaは1.8N/mmとなります.普段使うスプリングの柔らかいもので代用できそうです

kaを求めたらxa(車体の変位)がゼロとなる変数を下記式を使って求めてみます


前述のようにtの関数となるのでエクセルのオートフィルを用いて計算します.
計算結果は下記グラフのようになりました

マスダンパーのストロークと支えるバネレートを求めました
今回の1Sサイズバッテリーは150gなので必要なストローク量は約3mm,スプリングレートは1.8N/mmとなります.

グラフにある通りマスが小さいと長いストロークで柔らかいスプリング
マスが重いと短いストロークで固いスプリングになるので
じゃあ20gぐらいのオモリを20mmぐらい動かした方が簡易な構造でいいじゃん!となりますが新たな指標として質量比を考慮する必要があります
マスダンパー重量から車重で割った質量比μの関係は下記図になります

wikipediaより
今回はバッテリー150gに対して車重は1350g (総重量は1500g)なので質量比μは0.11
上図でいうと赤プロットに近いところになります
X軸に注目するとΩ/ωa=1の時振動を完全に消失でき同調状態になります.ただΩ/ωa=1の両隣に進むと振幅であるY軸が大きくなってしまう

そして質量比が大きいほど振幅の上昇度合いが少ないので,大きい値をとる方がロバスト性が高いと言えます 

Ωは正直写真からカウントした数になるので毎度同条件になるとは限らないので,ある程度の範囲でマスダンパーが機能するようにしておくのが重要です

参考までに減衰を付与するとさらに安定度が高くなる
今回のスノーラリーの期間中に減衰まで弄る時間がありませんでしたが,腰を据えてやるならこのアプローチもありですね


実際に走行させてみた
スノーラリーではインナーボディを付けるので車載映像は取れず
オフロードコースではアクションカメラが汚れそうだったので近所のスピードバンプで試してみました

動作は問題なくしてますね.効果は…まぁ…あるんでしょう.アクションカメラの手振れ補正が半端ないのでマスダンパー有り無しでも差がわからなさそう



さてスノーラリーの結果としてはミニレースが行われ
すだ氏の動画にもありますがレース2で優勝しました!
頑張って作ったラジコンがよく走ると楽しいですね


さてこのマスダンパー検証
本来の目的はオンロードツーリングカーへの応用が主目的でした
ラリーみたいなギャップが激しいカテゴリーで効果検証ができればよりギャップの低いオンロードだと効果は見込めるだろうと

全日本のあるグリーンパークではギャップ対策に苦労した面もあるのでこの辺りも応用できないかと目論んでいました

ギャップ高さ5mmでのシミュレーション結果

質量比をどのくらい置くか,減衰はどうするか?
そもそもオンロードの路面のギャップってどの程度なのか?すべて妄想ですが40gぐらい積んで0.5N/mmのスプリングで支え,2mm動くギミックがあればとりあえず効果検証は出来そう



2022年1月30日日曜日

スノーラリーの準備

 


つい先日コロナ影響でスノーラリー中止のアナウンスがありました

オミクロン株が急速に流行し,取引先との会議も担当者がコロナに感染してリスケになるなど今までになく身近な存在になってきました.

できれば感染したくないですしこの状況で中止の判断は自分も正しいと思います.


ただこの数週間いろいろと対策の検討と解決の準備をしていたので効果確認ということでスカイホビーでテストしてみました.

ちなみに2020年に行われた雪上ラリーは何とか優勝していました!(ブログ更新してませんでしたね、、)


とはいえ最終周でトップのN村選手がスタックしギリギリでのトップゴールでした.

自分の中で課題と思っているのはこの部分

動画の1:27時点

3周目はほぼトップを走っていましたが最終コーナーのワダチに足をすくわれてまったく前に出ず,手前のストレートで猛烈に追いつかれ、1コーナーの終わりで抜き返されています.


スノーラリーでラリークラスは自分の出た中では毎回最終レースとなっています.

毎年かなりの台数のエントリー数があり、雪はどんどん磨かれて氷のようになりグリップを失い、またバギークラスは雪を掘ってしまうので最終レースは毎年このようなスリッピー&凸凹路面になります.


ということで今年は連覇を目指してこの凸凹対策を検討していました.

凸凹の走破性はタイヤ径を上げないとどうにもならないと思っていますが、タイヤはタミヤor京商or飛鳥クリエートのコントロールタイヤです.

どのタイヤも径がほぼ同じな上に雪上グリップでいうとタミヤタイヤのサイプ加工が少し抜けています.


ということで凸凹にどれだけ追従する足回りを作るか!?というのが今回のアプローチになります.


最近のバギーカーは”ガルアーム”を採用していて何かいいことがあるんじゃないか?というので検討してみます.

ネットで検索したり動画を見たりすると初期の反応が抑えられて運転しやすいという評価が結構多くみられました.

自分自身もダンパー位置を下げられるからハイグリップなカーペットバギー用なのかな?程度の認識です.

ギャップに対する評価は無いのか?と検索してみるもののそこまで言及している記事は見つからず

ということで自分で考えてみます.

黒線がノーマルサス、青線がガルアームで簡略化して書いています


真ん中の水平線が1G状態のサスアームの角度と仮定して、バンプ側とリバウンド側の軌跡を描いてみました.

グレーの三角形がノーマル足、青の三角形がガルアーム軌跡
ガルアームの取り付け点が下がった角度θ分だけ三角形がズレています.
文章で書くのは難しいですがダンパー取付点がT方向に動くとき,ガルアームのB方向に動く量はθに比例して小さくなります.

つまり何が言いたいかというとリバウンド側ではタイヤトラベルが同じでもはダンパーが伸びないということ.

ダンパーが動かないということは減衰力が発生しないので伸び側は動きやすくなる

→1Gから伸び側はタイヤが地面に接地しやすくなるので凸凹路に効果あるのではないか?という仮説が立ちました.

サスアーム形状違いでのダンパーの伸縮特性

三角関数とエクセルを駆使してダンパーの伸縮を出してみました.ガル〇〇mmというのはサスアーム中心線からどれだけダンパー取付位置がオフセットしているかという意味

計算結果からもバンプ側よりもリバウンド側のほうが差が大きくでていて,ガルアームのオフセット量が増えるほどにリバウンド側でダンパーが伸びなくなっています.


ということで実際に走らせて試したくなりました.


3Dプリンタで作りました 車載状態は右側のサスアーム
トレッドもボディとのクリアランスがまだあったのでサスアームはロングスパン化しています.ガルのオフセット量は5.5mmです.
ダンパー下側の取付位置が変わるのでショックタワーも当然作り直しです.

2mm厚のカーボン板から切り出し
ついでにボディマウントは+30mmワイド化しました.ボディの取り付け剛性もアップです.ラリーでは結構ボディもバタバタするので


フロントはアップライトの取り付け方から変更しました.
レーザーZX7のフロントアップライトを移植
今までオンロード用のCハブタイプのサスで干渉箇所を無理やり削ってストロークを確保していて強度的に不安があったのでバギー用のフロント回りを使いました.
このほうがリバウンド側のサストラベルが容易に確保できます.
アッカーマンももともとベース車がZX5なので適正化された感があります.


ということで実走です.
2022年仕様

参考の2019年仕様

テストの舞台はスカイホビーです.路面の凸凹感がスノーラリーに似ています.

流れとしてはノーマル足で走行させてガル足に変えます.2019年仕様の動画はノーマル足の動きの参考です.
スカイホビーのCコースにはラップカウンターがないのでプロポのラップ機能で5周のタイムを計測しました.
ノーマル足でのタイムは1min34sec 平均ラップは18.8secですね.

続いてガル足に換装し走行 2022年仕様の動画が走行シーンです.
明らかにギャップ走破性が良くなっています!ストレートでの安定感が格段に良くなり,安心して全開で握れます.
コースサイドから見ていたO野さんもボディのガタガタ音がかなり減ったとコメントを頂き,ギャップに対しての効果が見られました.
タイムは1min30sec 平均ラップは18secです.
1周0.8秒だとうーんという感じですが5周で4秒だとすぐ復帰できた1コケ分の価値はありそうです.

ジャンプ着地失敗して負傷
耐久試験もできましたw
3Dプリンタの積層方向を90度変えることでここは解決できそう.


耐久性に難ありということがわかりスノーラリー中止は結果オーライ感、、
とはいえガル足化で結構よく走るようになったので来年のスノーラリーが今から楽しみです!

2019年6月15日土曜日

RCカー・ラリーフェスティバル イベントレポート

更新が遅くなってしまいましたがタイトルのイベントに参加してきました!

イベント概要はこちらのブログに詳細が書いてあります.
簡単な概要としては
・ラリークロスでなくあくまでラリー,周回ではない
・出走回数は3回で結果はそのトータルタイム

というレースフォーマットで進められました.

今回の使用したマシンはTF5に対してロングダンパーを装着したもの

今までのラリーで使用してきたレンタカーのオプティマは無事にオーナーの元に帰っていきました.楽しいレースの数々をありがとうございました!

今回のラリーカーはシャフト4駆のコンベンショナルなレイアウト
オプティマはリアアクスルの後ろにモータが搭載されていて蹴り出しが良いシャシーでそれはメリットだったんですが,メインシャーシが存在せずラダーフレーム形式となっていました.
オフロード走行でシャシーをギャップに擦りながら走らせることで失速を最小限にすることができるので特にスノー路面のような凸凹の大きなシーンではフラットフロアなシャシーのほうがよく走るケースが多いです.

更には最近のラリーの流行りとしては(かなりニッチな需要だと思いますが)
ショートリポを搭載しメカ類もなるべく前にしてハンドリングを改善するレイアウトが多いようです.
MOTをフロントアクスルの前に搭載しているXV-01もなかなか良いハンドリングでした.


今回はバッテリーはLCGではあるものの普通のサイズのLiPoバッテリーを使い
重配特に大きな意思入れはしていない仕様です.
ボディは今までFNのシビックボディを使っていましたが今回から

VW GOLFボディ

理由としてはシャシーは正確にはTF-5Sシャシーを使っていて
トレッドは約200mm幅となります.
走破性向上のためにワイドトレッドと考えていて
・ハッチバックボディ
・フロントオーバーハング短め
・オーバーフェンダーボディ
という条件に合ったものがゴルフボディということになりました.
リアウィングがリアガラスから生えているのもカッコいいしなんとなく効きそうですしね


カッコいい! 写真撮影ありがとうございました!!

写真で見るとサスがかなり伸びているのが分かりますね
苦労してバギー用のロングダンパーを使ったので走破性が高いです.


さてイベントに関しては
SS1は3位タイム

2位以下はかなり団子な感じなんですがトップがずば抜けていますね
走りを見ていてもホントに無駄がない
見た目速い!というよりもスムーズに走っていてタイムがすさまじいタイムが出ているという印象

自分は1回転倒のミスが響いていますね.全長1kmのコースを約5分走って
1秒差とはなかなか接戦になっていると思います.

今回のレースのタイムアップのキモとして自分が感じたこととしては
コースを熟知することと,ミスなく走り切ること
そしてトラブルなく走ることと感じました.
現にとても速かった人がステアリングリンケージに石を噛みこんでリタイア
3回のタイムの合計となるので1回リタイアとなると上位に食い込むのはほぼ不可能となってしまいます.

コースに関しては追いかけるラリーの形式ですが,やはり人の走る程度の速さは遅いのでなるべく普通のラジコンのように見渡せるところは立ち止まって操縦し,死角に入る前に先回りして追いかけておくということが大事だと思いました.

セッティングに関してはアンプのリバース時間のディレイを変更したこととスロットルEPA調整以外はほとんど何もしていません
走行中にジャイロのゲインは弄っていましたが
序盤のグラベルセクションではゲインを下げて積極的に振り回して曲げて
後半のターマックセクションではゲインを上げてなるべくスロットルを握る時間を多くする方針にしていました.

タイヤはタミヤのラリーブロック(ソフトじゃない)
フロントが浅い溝のタイヤ,リアが深い溝のタイヤを使っていました.
理由としてはフロントも深い溝だとタイヤがヨレてしまうフィーリングで全く曲がらない
かといって前後とも浅い溝だとグラベルセクションで全く前に出ない
という結果になったのでこういう組み合わせとなりました.

冒頭に書いた重配前寄りだとこういうことをあまり考えずに前後とも深い溝でキッチリ前に出すセッティングにできるんだろうなという感じです.

SS2の写真は撮り忘れてしまったので最終リザルト
最終リザルトも3位

SS3は気負いすぎてミスが目立つ結果となりました…

フロントリップはジャンプで当たるので切りました.かっこ悪い…

次回のラリーマシンはある方が協力してくれてベース車両はレーザーZX5になりそうです.
その辺はまた後日

パワーソースに関しては今回は13.5Tのターボ,ブーストありにしていましたが
確実に前に出すという観点では17.5Tのノンブースト,ターボのほうがよさそう
結局“掻いている”だけで速そうに見えるものの速くないというのは反省点


初めて追いかけるラリーに出場しましたが程よいカツカツ感でとても楽しいイベントでした!
日程が合えばまた参加したいですね


2019年2月7日木曜日

しらかば2in1スノーラリーレースレポート

もはや冬の風物詩となってきているスノーラリーに参加してきました!
今年でもう4回目の参加になります.
時間の経過が最近加速しているようで,去年のスノーラリーがついこの間のようです.

ただ今年は普段と異なることが土曜日の朝から参加しなかったこと.
前の週が結構仕事でバタついていて出張も多く全然準備ができていませんでした.

ということで土曜日の昼間にマシンとタイヤの準備をし
夜に現地入りしてレースを迎えるというスケジュールに

この形になったのが土曜日の正午ごろ

やったことは受信機とアンプとポンダーをタッパーに押し込んだこと
モータを540からブラシの13Tに変更したこと
セッティングはKOグランプリから一切変更なしです.

タイヤもリューターでサイプ加工をしていましたが,タイヤを切る抵抗が結構高いみたいで半分カットしたところでリューターがとんでもなく発熱してしまう状況…
冬場なのでとりあえずベランダに置いて冷却しつつ加工してました.

マシンの準備と並行作業してたのでなんとか昼過ぎには全部完了

家の掃除をして3時ぐらいに家を立ちました
自分のラジコンは(一般的に?)ぶっつけ本番はあまりいい成績を残せず
しっかり段取りしないと結果に結びつかないことが多いです.
今回も例に漏れず…


さて前日は恒例のもつ鍋!
とみおか店長ありがとうございました!

レース当日は快晴!1枚目の写真が当日の天気です.

今回の延べエントリーは80名だったそうです

今年は電動ラリークラスのみ参加.エントリーは40名ほど
毎年このクラスはAメインに入る為にテクニックとマシンづくりが必要になるクラスです.

今年のコースはこんな感じ

例年よりやや小ぶりのレイアウトでパワーよりもドライバビリティが必要なレイアウト

あさイチの練習走行ではやや新雪路面でグリップは良い感じ
サイプしたタミヤラリーブロックもそれなりに機能していると思ってました.

ただ走行後3分ぐらいでノロノロ走行になりその後終了。。
水が入って何か死んだか?

戻ってモータを見てみると

モータが焼けていました。。
一桁台の気温で防水はしているが熱的には大丈夫と思っていたのが仇となりました.
ギア比も1:6ぐらいで結構掛けてたのも原因かも


エンドベルを止める樹脂部品が溶けてますね…

気になって分解してみました
コミュニテータに向かう巻線が断線してますね.
曲げたところなので加工硬化してさらに残留応力で抵抗値が上がったのも追い打ちで断線したんでしょう


知り合いにモータを分けてもらい,ギア比も1:8まで下げて走行
モータは11Tになったので出力が上がっているがギア比を下げたのでドラビリ自体の変化はそんなになし
モータも発熱を恐れて3分以上の連続走行をしないことにしました

タイヤはラリブロより高みがあるんじゃないかと今年からレギュレーションでOKになった飛鳥クリエイトVIPER ピンブロックを友人に貸してもらい走行

…グリップレベルが話にならない!よく曲がるのに前に出る!
少なくともあさイチ路面ではピカイチのグリップでした.

今回タイヤはラリブロしか持ってきていなかったのでこの時点でほぼ意気消沈
タイヤの差が余りにも大きいと

予選1回目

タイヤの差を埋めるためにサイプしたラリブロとは別のラリブロを使用し
面圧を上げるためにブロックを大幅にカット
4列あるうちの最内周と最外周を全カットし臨みます.

結果は全くグリップせずしかも何度か転んで20位。。

予選2回目

タイヤのバクチをやめて準備していたサイプラリブロで臨みますが…
総勢80エントリーが2回走った路面の変化は激しく,2回目の走行では路面がボコボコに…
しかも雪も磨かれてほぼアイスバーン状態
タイヤ以前に路面が全くグリップせずそれなりにまとめて走ったものの1回目の結果を超えられずやはり20番手

スノーラリー参加以来初めてAメインを逃してしまいましたorz

4回も出ていて予測が立てられそうなのに…
スノーラリーでは1回目の路面がそれなりにいい状態で確実なタイムを残す必要がある

来年からの教訓です…

決勝

チーン

勝ち上がりはトップのみ
最初に10周した人が優勝というレギュレーション
Dメイン5位スタートで,序盤に3位までポジションアップ
そのあと2位の方に競り勝ち2位へ
トップは逃げていたものの自分のほうがペースが良く4周目でトップへ浮上
が,次の周回で転倒してしまい2位へポジションダウン。。
ファイナルラップに何とか追いつきホームストレートをほぼ並走し計測ラインへ”ブッコミ”をしたものの0.15秒差で敗れてしまいました

ただコースサイドのギャラリーは抜きつ抜かれつで最後の計測ラインまで楽しめたレースだったみたいですよ笑

今回のチャンピオンは以前に耐久レースで同じチームだったO野氏
抜群の挙動とラリブロのタイヤ処理により危なげなく勝ってました


やっぱり楽しくラジコンするためにはしっかり前準備をして
後々悔いが残らないようにしないといけないですね.今更だけど

ということで次のラリーイベントはコレ!


準備項目としては
・タイヤの検討(レギュレーションによる)
・ボディの検討(FNシビックより最適解がありそう.有力候補はゴルフ)
・シャシーの検討(レンタルオプティマorTF5を改造)
この辺でしっかりと自分のラジコンをしよう


なんとなくあるものでTF-5Sをラリーにしてみた
そのままでも車高35mm確保できた!これは素質あるんじゃねというところです

2018年11月16日金曜日

KOグランプリ@スカイホビー レースレポート


久しぶりのラリーイベントということでKOグランプリ@スカイホビーに参加してきました!
総エントリー数は100名越えとスカイホビーの自力の大きさを実感するイベントです.

レースの雰囲気も初心者や子供のエントリーも多く,久しぶりにマッタリレースを楽しめました.
自分はまだマッタリレースを真に楽しめるほどラジコン歴が長くないけど
後々子供ができたりするとこういう雰囲気のレースがあるということはとても重要だと思いました.


さて自分のエントリーはラリークラス
エントリー数は30名だったようです

朝の写真 ピットマットがすでに茶色いです.

マシンは以前の記事にも出したオプティマ改

朝のエントリー前は練習走行時間だったのでセッティングを進めていきます.
本当は前日に練習に来たかったけどBRCレースの準備等もあり難しい状況だったので

とにかくギア比を合わせたかったので優先的に進めてました
コースインは29Tのピニオンで最終減速比は6.67
モータは540でトルクも細いので温度を見ながらピニオンをハイギア方向に振っていくことに この時温度は19℃でした笑
思い切って35T/ファイナル5.52までハイギア化するもモータ温度27℃
モータマウントぎりぎりの39T/ファイナル4.95になりました.これでもモータ温度は50℃ほどだけどこれ以上はモータが後ろに行き過ぎてバランスが崩れるフィーリングになってきたので

オプティマはスパーギアの選択肢がないのでモータ位置がピニオンが大きくにあるにつれてどんどん変わってしまうという弱点が…

トルクが細くなったけどここに関しては心配してませんでした.
スカイホビーの路面は表面に砂が乗ったような基本岩みたいな路面
レースが進行していく中で表面の砂が無くなって岩が出てきて路面が落ちるだろうと予測

そこでトルクが無くても勝負出来て,トップスピードに重点を置くギア比としました.
心配としては車体のセットアップが全然できてなくて全く握れないマシンになってたこと
モータの温度はあまりあてにならないのでローギア化するのも視野に


車体の挙動としてはとにかくグリップ感が薄い
リアが全く出る気配がなくて超アンダーステア

オーバーステアでケツを振り回して制御できない分はジャイロで何とかしようと思ってたけどそれ以前の問題でした.
ストレートも跳ねまくって地に足がついてなくて前に出ない感じ

先ずはダンパーオイルっぽいと思い周りの人に聞くと#150~#300ぐらいが入ってる模様
自分のは#650です.

前回走ったのがリンゴジャムのカーペットコースでスカホのダートコースだとグリップレベルが全然違うようです.

ダンパーオイルは#200番に交換
ついでにリバウンド確保のためにスペーサも全外し

予選結果

全然見慣れないですがスカホのレースはカウンターとストップウォッチの手計測
予選順位は4位ですが,上2台は約1周捲られててストップウォッチの誤差とかじゃないですね泣

ランチタイムの間が練習走行だったので必死で走ります.
ラインどりとしては転ばないラインどりを
セッティングはリバウンド量をとにかく多く取ることが重要みたい

ということで車高を下げてリバウンドストロークを増やします.
最低地上高は20mmほどあればいいみたいで今まで30mmの車高から10mmをリバウンド側へ回します.

こうすることで直線スピードのアップと安定性が確保できました.


さらにレースはスタンディングスタートということでKOプロポにしかない機能を使います.
オートスタート機能を使いました 
折角KOグランプリなのでプロポの機能を使い倒さないといけないですね

ロケットスタートができるみたい

実車でいうローンチコントロールみたいなものですね
スターティンググリッドの路面状況から最適なスタート条件を作る…今は禁止されてるけど昔のF1みたいでいいですね

自分もスターティンググリッドで何度もスタート練習する怪しい人になってました.
結果的にはスタート直後の蹴り出しは65%で動き出したらすぐキャンセルして100%で加速するのが最も速いという結果に
smartloggerで分析すると一発ですが,さすがにこのマシンには積んでない…

いろいろやって決勝を迎えます.





4番グリッドスタートでしたがオートスタートのお陰で抜群のスタート…でしたが
3位の選手のブロックが上手く攻略できず…

でも蹴り出しはかなり最高なので悪路のレースには今後も使えそうです

そのあとは予想通り決勝の路面は落ちていて自分の路面が来ていました!
トップスピードを合わせたハイギア化,リバウンド長を長くとったサスによりトップスピードはかなり有利になり3位の選手を直線でパス

上2選手とも予選の時ほどの大差はなく何とかついていける状況

秘密兵器2つ目はジャイロ付き受信機

KR212FHG

ランチタイムの練習走行ではとにかくジャイロのゲインでどれだけステアリング特性が変わるのかを見極めてました.
結果的には走行中にゲイン調整をするということで落ち着きました.

普段からブレーキを割り当ててるキーにジャイロを割り当てることで走行中もストレートなら操作可

今回はゲイン5~35の間を行ったり来たりしてたけど
間の20ぐらいでバイブが動くみたいなプログラムができたらいいのにな~
用途がピンポイント過ぎる気がするが


ということで一度は2位に立ち,1位に挑もうとするもののギャップに足を取られ転倒
転倒をリカバーするために飛ばしてまた転倒…ということで3位フィニッシュとなりました.

結果はKOサポートブログにも掲載されてます

とりあえず次は雪上でラリーカーを動かすと思うのでそこまでに
良く動く足回りとは何ぞというところの解を出したいと思います.


2018年10月17日水曜日

KOグランプリ@スカイホビー

雨天順延されていたKOグランプリ@スカイホビーが11月11日に開催されるようです!
案内はこちら

今回はオプティマをラリーカーにコンバージョンした逸品で参加します

すごい完成度

えぇ当然私がここまで作り込めるハズがなく…
今回はレンタカーでございます.

この耐久レースの時のマシンですね
すさまじくよく走るのでスカイホビーのボコボコCコースでも楽しめるハズ



アンプ:VFS-FR2
受信機:KR-212FHG
STサーボ:RSx3 ONE10 POWER

のオールKOパッケージです.

11日までに練習行けなさそうブッツケ本番ですが
KR-212のジャイロ君がなんとかしてくれるでしょう!