その中でも今回の変更は大きいかなと思っている項目を2つテスト
クラッチ
以前、1O1の社長がBRCに来られた時にクラッチの話をしていました。
曰く、京商R4のクラッチ構造であるとバネレートの高いスプリングを使うときに、プレートが変形してフィーリングが悪いとのこと
クラッチシューと振り子の間にいるこの部品
特にクラッチは高温下に暴露される部品でアルミは常温と高温でのヤング率が低下する物性があるのでより変形してしまう
変形量のコンター
解析条件は
φ1.9mm-3.5巻きのスプリングを1.5mm締め込み
クラッチクリアランスは0.5mm
を想定
その時は移動させるための力は73Nになるみたい。
常温時では0.1mm程度変形する模様
これが例えば200℃環境下であると、0.12mm程度まで変形量が大きくなる。
クラッチの0.1mmと言う変形はかなり大きい
そこで対策部品として
KMのH-K1用のクラッチプレートを採用
なんと無加工で搭載可能!
サガミ堂で現物合わせしながら頑張りましたw
Knack製のものも使えそうだったんだけど、コストが1300円と高額だったので
形状がほとんど同じなKM製となりました。
しかもKM製はなにか表面処理もしていそう。色的には硬質アルマイトっぽいけど
目的は表面性情と滑り性の向上かな?
こっちのクラッチプレートは厚みが0.4mmほど分厚くなっていてその分剛性が上がっています。
KMクラッチのコンター
京商クラッチと同じ73Nを印加した時の変位は0.03mm
高温時でも0.034mm
京商クラッチとは0.1mm近く変位量で差がある!
で、実際これを使ったときのフィーリングは
クラッチのキレ感が向上しました。
まぁなんとも定性的な表現だけど、印象としては京商のがネットリ繋がっていたのがKMの方はシャキッと繋がる-切れるを繰返す感じ
BRCでしかまだテストしきれていないけど
2in1はさらにクラッチの感度が大きいのでこのプレートを軸にしてテストしていこうと思います。
ダンパーステー
下面を加工したものを投入
ダンパーストロークはかなりギリギリとなってしまったが、底付きはしない模様
副産物としてより寝かした角度までセッティングできるようになりました。
このダンパーステーはBRCでも絶大で特に高速コーナーでの安定性が大幅に向上
これは2in1でも楽しみ
京商カップの為に明日から2in1に泊まり込みですが、
ゴム車が一段落したらスポンジもやらなければ
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