先ず、今回のテストの目的としては
相方のA君のインフォメーションが一体どういう状況が起こっているのかということを確認するため。
もっと砕いて書くと
“路面が喰わない”とか
“立ち上がりで曲がらない”
っという声が出る路面やマシンに対して
自分はどう感じるのか
というところを確認したいというところ。
結局のところマシンのセットアップにフィードバックするということが目標にはなるんだけど
今年のファイナルは
チーム戦
あと自分が個人戦
に出場ということで走行時間が長く取れる
この時間をできるだけ有効に使いたい
時間の変化で路面が一体どうなったのか?とかを明確にできたらいいなあと
ただ、これが一朝一夕にできるとは思っていないんだけど
すこし、意識しながらコミュニケーションをとることで早くは習得できるかなと
ということで
内容としては
清水路面に近いといわれるBRCサーキットを使って
時間による路面変化
意図的にセッティングを振った時のコメントの変化
を重点的に進めてみた
ちなみに路面は週の初めに降った雪のお陰でかなりのローグリップ
マシンにホコリがいっぱい付いて帰ってくるぐらい
これは特設サーキットの初めの方を再現できてるかな?
グリップの上がり方は常設だから違うとは思うけど
朝イチに基準セッティングを確認しようと思ったんだけど
サーボが動かない!
ナゼだと思ったら…
受信機バッテリー死亡
以前購入したエアガン用のリポバッテリー(写真左側)
細長くて、左右の重量バランスを取れていいな~と思っていたんだけど
電圧が3.50Vしか出なくなってしまった。たぶん1セル死んだな、先週もおかしかったし
この交換に手こずってしまい始めのセッティングが確認できず…
しかもローグリップ&手持ちがクソタイヤ
ということで午前中は迷路に迷い込んでしまう
午後になり、これじゃあ時間の無駄だとなり
新品タイヤを下す
グリップを確保していろんな問題が解決して
漸く本格的にテスト開始
1タンク目
自分から走行
・ターンインでリアの限界が低く、オーバーステア
・減速してリアが流れない速度で曲がるっても、フロントのグリップが弱く曲がり込みが足りない
・立ち上がりのスロットルオンでテールスライド
A君の走行
・ブレーキング⇒ステアリング操作までの“待ち”がある(待たないとオーバーステアが大きいという意味でしょう)
・リアのダンパーが動いてない感じ
・立ち上がりのスロットルオンでテールスライド
1タンク目から共通の認識が多い!
A君の走りを下で見てても動きに繋がりが無くギクシャクしていて走らせ辛そうだった
リアのダンパーが動いてないというのは自分は全く気にならなかった部分で
この辺はA君の方がピッチスピードやロールスピードは敏感に察知しているんでしょう
現にリアは鉱物油の#600を入れていたんだけど、大寒波のお陰で鉱物油は硬化していてかなり硬いダンピングになっていた。
グリーンパークの時にも同じようなことがあったので
この辺はセッティングの時大いに参考にさせてもらおう
他の項目については気になるもののどちらも腕でカバーできる範囲と言うことで
2タンク目へ
ただ、2タンク目をする前に、A君パパの計らいでA君V-ONE SRを運転してみることに
曰く、話のネタにと
この試乗がこの日のセッティングの方向性を大きく変えることになる
A君V-ONE SRはブレーキングがすごく素直に効く
どんな感じかと言うと
図式化してみた
自分のはあるポイントから急激に制動力が立ち上がるのに対して
A君SRは初期に滑らかに制動力が立ち上がるイメージ ただトリガーの深いところではそんなに変わらないのでサチュレートしたようなグラフになりそう
この青線で描いたブレーキが凄まじく扱いやすくて
減速の為のブレーキと荷重移動のためのブレーキが自由自在
1発でブレーキ&リリースができるのであれば、赤線の自分のブレーキでも問題ないんだろうけど
バトルでラインを変えたい時とかイレギュラーがあって、そういう時のリカバリーをしやすいブレーキと言うのは青線だね
この違いが分かったのがこの日一番有意義だった点
早速A君パパにSRと同じようにブレーキリンケージを組み替えて頂いた
どういうものかは他人のノウハウなのであまり詳しく書かないけど、ブレーキリンケージにバネをとかを使ってこういう制動フィールにしている
なんよさんR4もブレーキリンケージもバネ使ってたような…
普段からこういうフィールのブレーキを使っているA君なので
自分のブレーキを近いものにしたお陰で1タンク目に感じた
ギクシャクした動きと言うのがほとんど無くなった
本来、荷重移動を多用するドライビングスタイルらしくこのブレーキがかなり使いやすいんだろうね
その後数タンクバトルとかして走り
最終タンク
スローモーションの動画で最終コーナーを
動きとしては弱アンダーな感じだけどかなり使いやすい動きに
本人もかなりフィーリングが良かったようで
このいいフィーリングの動きに本番も近づけるという方向性になった。
ただ、マシンの方はまだ少しアップデートを考え中
1つは軽量化
信頼性を落とす部品は使わない予定だけど、もう少しチタンビスとアルミビスを増やそうかなと
あともう1つは
リアアッパーアーム別案仕様
最近京商サーキットで流行っているアッパーアームの付け方を真似たもの
考え方としてはタイヤは電動ツーリングカーと同じで、じゃあアッパー/ロアアームの長さの比を電動に近づける方がバランスがいいのでは?というもの
ただ、朝イチにこれを付けていたんだけどあまりフィーリングが良くなかったのですぐ外した
これは別の日に時間を掛けて検証してみよう
エボのシェイクダウン時の初期の曲がり不足は改善したのですか?
返信削除動画では良い感じなってたので。
お褒めのお言葉ありがとうございます!
返信削除エボシェイクダウンのときの曲がり不足はたぶんアッパーデッキの形状変更が効いてるんだと思います。
今はバネとかいろんなセッティング項目でEVOでバランスを取っているんですが、そのうちノーマルアッパーデッキとの比較もやってブログに書きますね!
アッパーデッキ交換がすごく面倒なのが大変そうですが…^^;