さて、12月10-11日と年末の祭典、京商グランプリに参加してきました!
今年は
土曜日がコントロールプラクティス1回、予選3回
日曜日が予選1回、決勝
というスケジュール
今回からコントロールプラクティスが追加され、予選の混乱も少なく進んだんじゃないでしょうか
(京商カップもコントロールプラクティス&スタッガースタートになればいいのに…)
ちなみに今までの戦績としては
2014年 予選4位 決勝3位 (京商グランプリ初参加)
2015年 予選3位 決勝7位 (リタイア) レースレポートは
こちら
伝統あるレースでかつ参加人数も30人オーバーのこのイベントの勝利には価値があると自分は考えていて、ぜひとも勝ちたいと思っているレースです。
そう思うが故に、2014、2015年のリザルトには納得していなくて、今年は気合を入れて挑みました。
先週12月4日に練習に出かけたのが気合の片鱗ですね。
12月4日のセッティングデータやタイヤデータを元に
当日の持ち込みセッティングを考えます。
ベースは
12月4日の最終セッティング
ここからの変化点としては
・フロントキングピンアングル:0度→2度
・アッパーデッキ:R4 SP仕様→R4 EVO仕様 (2度アップライト使用でステアリング初期応答が上がった分を下げる為)
あとはブレーキシャフトのメンテナンスとかベルト交換とか
日常点検をして挑みます。
コントロールプラクティス
3位を獲得
3位というのはあまり納得できるタイムではなく
前日メンテナンスしたブレーキの効きが悪く、しばらくの間プロポでアジャストしていました。
更にはクリアラップも取れず、この順位となりました。
とは言うものの、トップのなんよ氏とは3周で1秒差という凄まじい差があり
ベストラップも17.7秒を叩き出すなど、好調さが見て取れました。
コントロールが行われた時間は10時40分
12月4日の練習ではグリップダウンを感じ始めた時間でした。
ということでソフトタイヤにパナレーサースーパーソフトTYPE A のタイヤで出走
フィーリングとしては
・左コーナーでオーバーステア
・立ち上がりではスロットルオンのタイミングが遅くないとアンダー
という先週の好調はなんだったんだ?というフィーリング
ここ最近のレースでは持ち込みセッティングから比較的完成度の高いものにしていたので
この結果には一抹の不安を感じていました。
予選1回目
ヒート7位 総合12位
出走時刻は12時40分
なかなかにグダグダになった予選でした。。。
コントロールでのフィーリングから
・フロントスプリング:SMJ シルバー⇒SMJ ゴールド
へ変更していました。
しかしながら左コーナーのオーバーステアはさらに増大して、かなり走らせ辛い状況
そんな中でハイサイドもおこしてどうしようもない感じ。。。
この時点でメンタルはガタガタ
自信なんて全くなくなり、懸命に片巻きの原因を探ります。
予選が終わった後にマシンをよく観察したところ…
・左リアタイヤの接着剥がれ(巻くのと逆なタイヤなのにナゼ?という感じ)
・Fダンパーオイル漏れ (僅かに)
とどれもこれもあそこまで走らない理由になるんだろうか?というものばかり
リアのサスピンとかをチェックしてみても特に異常なし
途方にくれたところで、Fダンパーオイル交換中に
外したFスプリングをよく見ると
あれ、左右で巻き数違うくない!?
消えかかったゴールドに気を取られて左右で違うスプリングを装着していました。。。
きっと原因はコレだと思い、2回目の予選に挑みます。
予選2回目
ヒート3位 総合3位
タイヤは12月4日時に使ったミディアム&バクソーインナーのタイヤに変更
(ソフトタイヤが剥がれていたから巻いてたのかを切り分ける為)
マシンのバランスはほぼほぼ元通りに戻りました!
2分半ぐらいまで18秒前半~中盤のタイムを刻みながら回ります。
この時暫定トップだったi口氏とすれ違いポイントを意識しながら走っていたら、すれ違う地点がほぼ変わらなかったのでほぼ同じペースで回っている模様
このヒートはいい感じのタイムが記録できるな!と思いながら走っていたら
突然加速が鈍ってきました。。。
ブレーキ引きずったか!?駆動系にトラブルか!?エンジンのフューエルラインにゴミが詰まったか!?
色んな想像をしつつ、予選を辞めようかと思いましたが
助手を務めて頂いたT内さんから”今3位だよ!頑張れ!”という応援を頂き、最後まで走り切りました。
終盤分かってきたことは、1速が死んでいるということ。2速だけで走ってるから立ち上がり加速が鈍いんだということが分かりました。そうとわかったらひたすら転がす走りに徹します。
その時のタイムは18秒終盤とそこまで劇的に悪いタイムにはなっていませんでした。
ピットに戻って確認してみると2速のベルとシューがガッチリ噛みこんでました。
実はこのトラブル、コントロールプラクティスのときになんよ氏も全く同じ現象が起こっていました。
10日はそういう日だったのか?
曰く、ベルの摩耗が激しくなるとこういうことが起こるみたい。
ラジコン初めて4年で初めてこんなことが起こりました。レースでは普段起こらないことが起こるもんですね。。。
予選3回目
ヒートトップ 総合2番手
出走時刻は16時40分
路面状況が最高潮となる15時半頃から1時間経過した路面
路面温度はかなり下がっていて
辺りもかなり暗くなっています。
そうはいっても予選1回目、2回目よりはタイムアップできると踏んで
気合を入れて挑みます。
タイヤは予選2回目で使ったミディアムタイヤ
理由はハイサイド対策として比較的使い込んだタイヤでとにかく安定したタイムを出すというのを目標にしました。
セッティングの変更点としては
ボディマウントの高さだけ変えました。
ボディを見てみるとサイド部分は明らかに擦った跡があります。
裏側から見たボディサイド
黒く擦った跡があり、ボディ位置をギリギリまで下げた状況で
今のリアボディマウントのボディピン位置からすると、ボディを強く擦りながら走ってそう
ということで、少し長いRRRのリアボディマウントを使い延長します。
追加工したLOWダンパーステーでないとこういう現象は起きないので
普通のダンパーステーの人はご安心ください。
今まで無印R4のダンパーステーを加工したのを使ってたんだけど、今回からEVOのダンパーステーを加工したものを使っていて、ボディマウント位置がかなり下がっていたのが原因でしょう
これだけボディから出てたら余裕だね
予選3回目のマシンの挙動は申し分なく
快調に飛ばしていたんですが、やはり暗いせいか、スピードコントロールミスが増えてしまいました。
TOTALラップは17L 5:13.165
ここまでトップだったi口選手は17L 5:12.927なので差は0.238秒差!
悔しい結果となりましたが
とりあえずAメインはほぼ確定なタイムを出せたので
予選4回目はリスクを背負ってタイムを出しに行く方針へ
走り終わったタイヤは真っ黒で
摩耗した感じは全くありません。
路面に撒かれたオイルが固まったのをタイヤが拾って帰ってるんでしょう。
というこころで1日目が終了
宿泊した相模原からタクシーで相模原駅に向かい、みんなで宴会!
2in1の人たちとご一緒させていただきました!
飛び込みで無理なお願いをしたにもかからわず、迎え入れて頂き本当にありがとうございました!
“みかんサワー”美味しいですよ
帰りのタクシーで寝てしまって、
着いたら飛び起きて
若干貧血気味になり、速攻でベッドで寝て気づいたら朝でした。
頭痛い…という感じでしたねw
予選4回目
さて大会2日目です。
この予選4回目が予選の中では最もグリップの高い時間帯に行われるとあり
落せないヒートです。
去年2015年のグランプリの際も4ヒート目でタイムアップする選手が多数でした。
セッティングとしてはフロントキャスターを4mm⇒2mmと立てる方向
ハイサイド対策です。
更に、4回目の予選ではニュータイヤを準備
これは、決勝に使うタイヤを作るというのもありますが、
12月4日の練習ではニュータイヤでも十分なグリップを発揮したので迷わず採用です。
ニュータイヤもミディアムタイヤにバクソーインナーです。
ヒートトップ 総合トップ!
ニュータイヤのグリップも十分で18.1秒を連発します。
最終的には17L5:10.278と2秒以上の差を生んでTQ獲得です!
チャンピオン獲得に1歩近づいた感じで
決勝編に続きます。