それは定常域ではスプリングやロールセンターで制御できるようになったものの、ステアリング切り始め等の過渡領域はいまだにそんなに理解していないし、マシンの動きもよく分からないからというのが理由
ダンパーもこのブログでオイル交換を○○番にしました!良くなった!なんてあんまりかけてないしね。
そこでsmart loggerでの解析を期待していたんだけど
これもなかなかに難しくて全日本前ぐらいから悩みの種でした。
図書館で本を探していたところようやく近い本を見つけました!
安部正人/大沢洋著 自動車の運動性能向上技術 朝倉書店 P47より
車両運動の聖典、自動車の運動と制御を著した方と同じ書籍ということでかなり分かりやすく書いています。
中でも赤で囲った部分に注目
“操舵に対する運動の応答遅れを示す量
・車速が高くなるにつれて横加速度の位相遅れは周波数に寄らず増大
・ヨーレートの位相遅れは固有振動数より低い領域で減少/高い領域で増大”
とある。
ではsmart loggerで取得したR4のデータを突き合わせてみましょう
BRCでのヘアピンコーナーでのデータ
青がベースデータ/赤がピボットボールを鉄⇒チタン化したもの
赤色が重量も軽くなり、バネ下も軽くなり、いわゆるレスポンスが上がったハズの状況。
グラフを見てみるとステアリングを50%切ったところから垂線をおろしヨーレートのピークのところの位相遅れを調べます。
結果としては軽量化した方が位相遅れが小さく、応答が速いという結果
おぉなんだかそれらしいデータが取れていたみたい!
この解析方法であれば
漸くダンパーとかシャシーロールとかの解析がはじめられそう!
0 件のコメント:
コメントを投稿