当日は気温35℃以上,路面温度も60℃近くになっていて非常に暑い(熱い)
人間の体力を付けないと集中力が持たないっていう大問題が起きたわけだけど、その辺はトレーニングするとして
ある程度高温対策のセッティングも必要になりそうだということが分かってきた
朝イチの練習走行~予選1回目ではゴキゲンに走っていたマシンが予選2回目から挙動が乱れ始め、セッティング変更が必要になった
具体的にはコーナリング途中にリアがブレイクしてしまう
当初はリアのロール過多による腰砕けだろうと思っていた
たぶん、予選や昼休みの練習走行で起こった問題はダンパー関連が起因する腰砕けだと思うんだけど、高温状態の決勝20分間走行で、終盤まったく前に出ない症状が出てきた
エンジンのパワーダウンかと思ってたんだけど、ヒートしてたらさすがに気付くはず
ということは駆動系の問題かと思い怪しい部品はデフ
仮にデフの効きが甘くなったとしたらコーナリング中のリア挙動が変わってしまうのも説明がつく
自分が愛読しているブログnaotos様でも高温時のデフの効きが変わると書かれている
そこでちょっと考察
シリコンオイルの物性として信越シリコーンの資料を参考にしてみる
ここで気になる点としては温度-動粘度の相関性
一般的にシリコンオイルは温度変化しても動粘度は変わらないとされている
で、
シリコンオイルの温度別の動粘度
勘違いしていた。粘度は変化するんだけど、それが線形なんだね
鉱物オイルなんかだと非線形なんだろうけど
走行中のラジコンカーのデフオイルが何度になってるかは知らないけど、
路面からの輻射熱
エンジンからの熱
攪拌抵抗による発熱
で夏場は60℃ぐらいまで加熱していそう
仮にこのグラフに当てはめてみると
両対数軸にしています
上のエクセルのグラフはあくまで自分用メモなので
あくまで何が言いたいかというと
例えば25℃のとき#5000のシリコンオイルは50℃で約#3000相当の粘度になりますよっていうこと
これでも鉱物系のオイルからしたら相当粘性変化は少ないんだけど
微妙なバランスで成り立っているラジコンからしたらこの5000と3000の違いは大きい
書きながら思ったけど、実はフロントデフも緩くなってたってことだな…
デフみたいなセッティング感度の大きな部品はどの温度域にポイントを合わせてセッティングを煮詰めるかというのが重要になってきそう
一つ言えることは高温になってデフオイルが硬くなることは無いということ
上のグラフ使って春ごろ出したセッティングを参考にしつつちょっと粘度上げますかね
0 件のコメント:
コメントを投稿