日曜日が雨と言うことで土曜日にもかかわらずたくさんの人が走行していました。
マイルストーンから言うと4日にはある程度のセッティングをFIXしておきたいところ。
先日までのオーバーステアを払拭するために走り込むぞと気合が入ります。
また、この練習からsmart loggerを再び搭載してのテストになるので
グリップ剤やタイヤテストは数値で表現できるようになります。
セッティングは1月22日から一切変えず
オーバーステアになるはずのセッティングで走らせるものの…
あれ、普通に走るんですけど
むしろ今までの苦労はなんだったんだぐらいのステア特性にorz
いや、喜ばしいことなんだけど理由が分からないのが苦しい
路面自体のグリップが変わったから?
ネジを緩める→締めるをして捻じれが解消されたから?
気持ち悪さを感じつつも今週やろうと思ったテストをします。
この前のテストでロール剛性アップで減速しながらの旋回で不安定というのを
ロールセンタで制御しきれなかったという結果を受けて
2週間考えた結果、トレッドが狭いせいじゃないか?という仮説に辿りつきました。
トレッドのロール剛性分も
R=1/2KsT^2
でトレッドの2乗に比例して大きくなるのでかなり寄与しているはず
ということで今までフロントトレッドが194mmであったのを198mmまで拡大します。
もはやここまで広げるのはハイサイド起こるときぐらいですが…
結果としてはあまり変化しませんでした。
自分が鈍感なのかと感じるほど変化なし…
この時点ではオーバーステアは影を潜めていたので気にせず別のテストを実施します。
TF7についてきた普通寸のダンパー
今TFにはショートダンパーを付けているのでキット標準のロングダンパーが余ってました。
ということでダンパーテスト用のドナーになってもらいます。
先日のテストでの相方のコメント
“複合コーナーの2個目で応答が遅れる”
とあったので、これはダンパーだろうなと思い、今まで前後とも3穴だったものをフロントのみ2穴へ変更します。
フロントダンパーをここまで大きく変更するのも、オーバーステア対策だったりしていて
ステアリングを切り増しした時に姿勢が急に乱れるのもありダンパーを硬くすることでその姿勢を抑止できるんじゃないかと思ったのもある
走らせたフィーリングとしては特に複合コーナーでの動きは抜群に良くなり、
動きの応答遅れというのは完全に払しょくできました。
BRCのレイアウトでは気にならず、むしろ足が良く動いて良いなと思っていた3穴ですが、京商サーキットのような減速しながら左右にステアするようなキャラクターだと2穴でもいいみたい
ただやはりステアリングの応答は速いのでプロポのフィーリングをHSから5Sに落としました。
この辺はアッパーデッキの剛性とかで調整できないかな~
ここまでテストしてオーバーステアは消えていたので
グリップ剤の比較をしました。
この辺からsmart loggerの真価が発揮される感じ。
横軸がラップ 右縦軸が前後左右の合力のG、左縦軸がラップタイム
この波形は結構使い古した京商Sタイヤでのグリップ剤比較のデータ
レース後半でもここまで使い込むことはないだろうけど、傾向取得としてデータ整理しました。
青いプロットの方がタイムも速く最大Gも大きく出る傾向な模様
アベレージラップでも赤と青の差は0.3秒ほど差がでています。
つまりタイヤが古くなってきたときとかレース後半では青プロットのグリップ剤の方がいい傾向があるみたい。
ニュータイヤの波形 Gはビーコンの電池切れで取得できず…
青プロットは13週目にミスしていて後半遅いように見えますが、アベレージラップで見てもほとんど同じ傾向
むしろ赤プロットは序盤のグリップが不安定になっている
タイヤが新しいうちはグリップ剤の効果は小さいのかなというデータですね。
ただ、これを試した時間帯と言うのは4時半過ぎ
日中25℃から19℃ぐらいまで気温が下がった状況でした。
コースの台数はそこそこ
油を撒くDRXの台数が少なかったうえで路面のオイルはそこまで多くない状況
そんな中グリップ剤無しでのデータもあったので比較すると
それぞれのアベレージラップは
青プロット:15.880
赤プロット:15.793
グリップ剤無し:15.596
というもの
グリップ剤無しの時はタイヤがまだフレッシュだったということを考慮しても
グリップ剤の効果は思った以上に少ない感じ。
ただこれはマッチングしたグリップ剤を見つけきれてないというのもあるかも
この辺は次回テストに持越しですね。
さて、新品タイヤを投入したところで来ましたオーバーステア
漸くこの日一番やりたかったテストができそうです。
先ずはフロントのロール剛性をさらに上げます。
トレッドは広げていたのでスプリングをSMJロングピンク→SMJロングゴールド
までバネレートを上げます。
SMJロングゴールドはφ1.5-6巻きと京商スプリングで行くとブルー相当でこれをフロントスプリングに使うには結構硬い感じ
これでもオーバーステアは解消せず
ここで思考停止に陥らず全く別のアプローチを施します。
キャスターを起こす方向へ変更
これが効果があったようでオーバーステアが影を潜めはじめます。
キャスターを起こすことでハンドルを切った時にポジティブ方向へキャンバ変化するようになり旋回限界が低くなったことでオーバーステアが少なくなったんでしょう。
ここから推察するに
京商サーキット&京商ソフトタイヤ
の組み合わせでは荷重移動でセッティングをするよりも
タイヤの対地キャンバーやタイヤ自体の着力点を変えることの方がステアバランスに大きく寄与するようです。
今まで散々ロール剛性を変えるためにバネを変えたりいろいろしましたが、正解はこっちだったようです。
散々迷った挙句これなので自分もやっぱりまだまだ経験が足りないようです。
とりあえず現状ではそこそこ走るようになったので予定通り次回の京商サーキットは2月25-26日になれそう
そこまでにメインカ―とTカーのコリレーションをBRCでやらないと
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