前日のバッテリー交換により重量化したわけだけど、目的はマシンの低重心化
で、そのバッテリー交換は明るい小屋で作業してたわけだけど、その小屋にはオレンジさん、なんよさん、赤い牛さんというラバタイヤの猛者たちが一緒に作業してました。
そこに予選2,3回目TQ獲得のi口さんが!
なんよさんが、i口さんからセッティングを聞き出すのを
i口さんのセッティングは
タイヤ:京商M、インナーはボンバーレッド
フロント:デフ100万番、オレンジスプリング、ダンパー寝かせ、ロールセンタ高め、スタビなし
リア:デフ7000番、グリーンスプリング、ダンパー寝かせ、スタビあり
という、フロントのロール剛性を弱め、リアロール剛性を高めるという方式
もう藁にもすがる思いだったのでこのセッティングをできるだけコピーする作戦へw
さらに
3ラウンド目までの予選結果を集計してみる
参考までに京商ワークスのm脇氏のデータを追加して検証してみる(スポンジタイヤなので同列には語れないけどベンチマークとして)
m脇氏は平均ラップとベストラップの差が0.226秒
この値をベンチマークとしてラバータイヤのリザルトを見てみると
すると
①平均ラップ-ベストラップの差が0.2~0.4秒以下
②ベストラップが18.5秒以下
この2つどちらかが成り立たなければ7位以上に進めないということが分かった。
かつ、上位に立つには必要十分条件になりそう
自分のリザルトでは②は満足するものの①が不十分
3回目の転倒でタイムロスがあったというのが事実なのでなおのことハイサイド対策が慎重になる
翌日の予選4回目
i口さんのセッティングに倣い
Fスプリング:X-GEARシルバー⇒京商オレンジ
Fダンパー角度:C⇒A
Fロールセンタ:F側一番上/R側真ん中(サスアームスキッド角の為、ナックルには1mmスペーサ)
Fスタビ外し
Rダンパー角度:E⇒B
Rロールセンタ:サスアームブッシュイン側、サスブロック下1mmスペーサ追加
なんよ様に自作スペーサ頂きました!ありがとうございます!
さてこの日からツーリングラバークラスにはF島さんが参加
TQ候補筆頭となる
1,2ヒートでは前日i口さんしか18LAPに入らなかったのがどんどん18LAP入りしている
結果は…
TOTALラップ:18L5分15秒920
ベストラップ:18.195
アベレージ:18.584
アベ-ベスト差:0.389
なんとか前日の仮説通りの結果に!
セッティングとしては頑張って走るとハイサイドするのでなるべく抑えて走る作戦を取った。
あとは縁石ノータッチを意識ということ。
にしても2日目の朝イチ路面はタイムでないと思ってたんだけど、なんとか路面コンディションが保たれててよかった…
決勝
決勝の時刻は予定では16時過ぎ
あたりはほんのり薄暗くなり、気温は落ちてゆくという予測が立ってたので路面は予選の時より上がるということを推定してた。
予選4ラウンド目で手持ちのハイサイド対策はすべてやったつもりだったのでどうしたものかと頭を抱え…
リアロールセンタを上げることを決断。
SRTではハイサイドを起こすのは大体ステアリングを切り増しした時に起こってたので
2in1のコケ方とは異なる。
リアのロール剛性を上げてハイサイド対策をするために
なんよスペーサをさらに0.5mm上乗せ
これでEVOサスブロックの上げ幅の最大1.5mmを差し込むこととなる。
更に
リアアッパーアーム ナックル側の取付方を変更
今まで取説通り、ボールナットで止めてたんだけど、ただのφ6.8ボールをエンドに付け、ネジで固定することで僅かだけどアッパーをロアアームに水平にすることができる。
ホントはアッパーのバルク側を上げたいんだけど、アルミバルクヘッドを導入しないといけないので今回は見送り
燃調も、少しモタついてると思ってるので少し絞る
決勝前
全日本みたい
Aメインはやっぱりどのコースに行っても似たメンツになるということが分かる。
決勝は残念ながら動画が見つからないんだけど
スタート早々、i口氏が失速し2番手を走行
そこからY田氏が猛追してきて、高速コーナーでサイドバイサイドで抜き去られる
5分目ぐらいまでY田氏⇒自分⇒なんよ氏
という隊列が0.5秒刻みぐらいのデッドヒート
ペースは自分に利がありそうなんだけどまったくY田氏を攻略できない
パスするのにイン側を取ってもラインを塞がっている
アウト側に寄ると、まったく握れないラインに追いやられ
巧みに攪乱されまったくパスできない!
熟練の技に翻弄されていましたw
すぐ後ろになんよ氏もいたので下手なライン取りはできないしね
そうこうしていると1回目の給油
無難に済ませて、8分目…
エンジン停止
ガス欠じゃないよね?何?エンジンブロー?
と思っていたらプラグが切れました。
スタート前に確かに絞ったけど
2分間の暖気の時間にはしっかり煙も出ていたので大丈夫だろうと思ったのが仇となったのか
それともただただツキがなかったのか…
とにかく、スタート前絞らなければ…という後悔先に立たずという結果になりました。
とはいってもバトル中結構きわどいライン取りや
頑張った走りをしても全くハイサイドの気配が無く
ペースもそれなりなペースで走れた(それでも18.5秒とかだけど)ので
セッティングの方針としてはあってたのかなあ
参考までの最終セッティング(持ち込みからの変更点が赤字)
優勝は土曜日から圧倒的なペースで走っていたi口選手
本当におめでとうございます!
結果は伴わなかったものの、ハイグリップ&ハイスピードサーキットでのセッティングノウハウが溜まったので今回は経験ということで
年内のレースはすべて消化したので
また来年頑張ろうと思います。
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