GW序盤に行われるチャンプカップに参加するためにまたまた奈良に帰省してOSフィールドに行ってきました.
また雨で中止になってしまいましたが、、、
前回の記事で次回走行の課題としてリアの抜け感を考えていました.
リアキャンバー調整
ゴムタイヤと違ってスポンジタイヤのキャンバー角はテーパー状に摩耗することによる見かけのタイヤ幅が変化します.
キャンバーを付けていくとグリップするものの摩耗も早まる(≒径変化が早い)のでレース後半のペースを考えるとなるべく少な目にしたいところ
先ずはリアキャンバーを3.5°から2.5°に減らしてみます
結果的にはキャンバーのリアグリップの感度がかなり高く,外周のような速度が高いコーナーでは途中でリアが破綻してしまいます
かといってターンインの時のリアの抜け感が増えるわけではなく単にリアグリップが下がっただけであまり有効な項目ではありませんでした
この時点でリアを抜けるようにするのではなく,フロントを強める方針へ変更
フロントを強める施策
その1サーボ交換
今までグラスパー(2じゃなくて古い方)を使っていました
2019年のグリーンパークの全日本の際にフルサイズサーボを使用するのがKOプロポ内で流行ったんですがそれを元にグラスパーSTDを装着してみました
そのまま走ってみても”うーん”というフィーリングでイマイチでしたがEXNEXTにはTLMY機能があり遠隔でサーボの設定を変えられます!(今や珍しい機能ではないですが、、)
ということでデフォルトのModel4からModel5に変更してみます
周波数設定が1違うだけですがすごく大きな変化でした!
コース中央の高速S字が難しい操縦感だったんですがモデル変更でかなり改善され
少々ラインを失敗しても立て直せるほどでした
結構グリップが良いうえに切り返しになるので多分ロープロサーボでは保持しきれていなくていたんでしょう
周波数設定は自分のリズムに合っていたということで
ただこれはタイムに対してはそんなに大きな変化がありませんでした.ミスが大幅に減ったので周回タイムは改善しているはず
フロントトレッド、フロントトー変更
リアが抜けないというよりはターンインでリアがフロントを押しているようなフィーリングでした.
多分かみ砕いて整理するとブレーキングをして荷重を乗せてステアリングを少し切っても反応してなくてこういう感想になったはず
前輪の左右の荷重移動が速すぎてプローを起こしていると仮定しフロントトレッドを調整してみます
元々198mmでしたが197mmにしてみます.たった1mm差ですが効果は大きくフロントグリップを探りやすくなりました
更にフロントトーも1°→1.5°にして更に運転しやすく!
フロントバルクヘッド
実は持ち込み時点でこんなことをやってましたw
バルクの穴という穴に2液硬化のエポキシ接着剤を充填してました
他社はアルミバルクでもっと剛性あるんだから樹脂バルクの剛性も近づけられるのでは?もっとゴリゴリ曲がるようになるのでは?という妄想をしてました
結果的にはこれもフロントの荷重移動を早める原因になっていたようです
普通のハードフロントバルクセット(VZ406BH)に交換することで素直に走るようになりました
R4の場合はフロントバルクがしなることで絶妙に走るようになっていると再確認できましたw
リアサスアーム、リアスプリング
フロント回りが固まってきたのでリア回りをいじってみます
キャンバーほどではないけどやっぱりリアの抜け感が欲しくて試してみたかったリアアームを後ろに下げてみます
リアアームは加工が必要です
バルク側を削ると結構肉厚が薄くなるのでアーム側を加工しました
1.5mm近く後ろに行ける気がしますが0.75mmシムを入れてサスアーム後ろ側に0.5mm入れてます
後ろのシムはそのうちAXONとかのローフリクションシムにしてみようかな
リアスプリングは結局ブルーから一段階固いグリーン(W5308-164)に変更しました
穴位置は寝かせましたが
こっちのほうが抜け感というよりかはスロットルオンの時のプッシュアンダーが少なかったです.ステアリングを早く戻せるのはローパワーのTGには重要なことですね
トレッド、トー、バルク戻し、アーム後ろ側、リアスプリングの変更でリアが押すようなフィーリングが解消されタイムもどんどん更新していきました
最終的には5番目タイム(写真は4番目ですが最後の夕方路面で更新されてしまいました)の14.56秒
前回は14.62秒で今回はハイサイドするほどグリップしていないので路面が低下したけどタイム更新ということはセッティングとしてはある程度正しい方向に進んだのかなと
ということでセッティングシート
本当はレースじゃないとわからないこととかをいろいろ検証してみたいんですが
天気ばかりは仕方ないですね
残りの項目は
・車高調整をいろいろやる
・リアデフの固さ違い、シム違いを検証してみる
・フロントワンウェイのオイル番手の固さ違いを確認してみる
あと2日走ってみたコース攻略のポイント
これは出走前に確認すること
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