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2017年1月7日土曜日

年末年始のラジコン

すっかり更新が遅くなってしまい冬休みも明け
TVも正月特番から普通の番組になってしまいましたが
冬休みにやったラジコンをまとめます。


12月26日の記事にボディ高やホイールベース変更についてやるというメモ書きをしたものの
これに関してはいまだにいろいろ水準を振ってテストしているのでまた後日まとまってから書きます。

触りだけ書くと、ボディ高を変えることで車両重心位置を変えて荷重移動を増やすという目的
ホイールベースも同じく、荷重移動を増やすため

ここまではなんとなく頭の中で固まっていて、まとまってないのはこの先の
通常であれば荷重移動が増えると前後左右の合計CFが減って限界が下がるはずなんだけど
今感じているフィーリングでは限界が上がる方向と感じている。

つまり、タイヤをより押さえつける方向の方が、荷重が抜けるよりもCFが上がっているという現象が起こっている模様。

これは実車の空気入りタイヤでは説明つかないんだけど、ラジコンの発泡材料が空間に入っていることでこういうことが起こっているものと想像している。

ただ、確証が取れていないので、この辺は来週のテストで確認する予定。



ということで12月30日のアンビシャスサーキット遠征について

想像以上にコース幅が狭い

関西勢のパンダさんやチーム武空調の皆様、OSフィールドの常連さんなどゴム車が7名近く集結していました。
ご参加された皆様お疲れ様でした

ラジコンしている時間と喋っている時間がほぼ同じという結構マッタリした感じの走行でした。
レースじゃないこういうマッタリ感もいいですね。


コースの攻略もそうですが、今回一番気になっていたのはパンダさんのマシンの挙動


特にこの日の記事に掲載されている“ステアリングをゆっくり操作して曲げる”というものが一体どういう感じなのかと

走っているところを観察したところ
マシンのフロントエンドの動きが多くて特にピッチング方向に多いように見えました。
たぶんこのフロントの動き方がステアリング操舵に強く寄与しているんでしょう。

この走らせ方をすることでリズムを取りながらステアリングをあまり切らずに走るんだろうなという感想。

マシンとしては比較的柔らかいダンパースプリングだけど、スタビが付いているのでそこでロール剛性のバランスを取っている模様


実際に良く曲がっていて私は全く歯が立ちませんでした(汗)


実はこのフロントが動くマシンと言うのは一昨年の私のR4の挙動に良く似ていて
決して古いセッティングだというつもりは無く、あれはあれでR4の行きつく先なんだろうなと
それをすごく完成度を上げたものがパンダさんのR4というものでした。

結局、私が去年にマシンをガラチェンした理由としては
重量が軽くなったのもあるが、タイヤを電動カーみたいに使いたいというところから

副産物としてステアリングのゲインは落ちる傾向で、京商カップで走る際の相方の走り方に強く合致したのもあり、今のセッティングの方向性となった感じです。



さて、コース攻略についてですが

路面は油分が飛んでいる感じ

路面は細粒でグリップはそこそこいい感じ
ただ油分が無い分軽い感じの喰い方です。

路面のギャップも通るラインによってはあるのでギャップ対策も一つのキーになります。


タイヤはタバタのソフトBタイプ
セッティングはBRC基準セッティングで走行。


単独で走るとまずまずな感じ。
路面グリップもそこまで悪くないので破綻せずに走れます。


ただ、ここでパンダさんが後ろから付く展開に…
少しペースを上げて走るとリアが付いてこない感じでオーバーステア傾向に

攻め込んでいくとリアから破綻してしまう感じです。

しっかりと減速してコーナーにアプローチすると破綻することなくクリアできますが、それだと遅いのでセッティングでなんとかしようとします。

やったこととしてはギャップでいきなりスピンモードにもなるので
リアアッパーアームを短いタイプに変更します。
いつもの長いアッパーアームだとタイヤのエッジでグリップさせてるのでギャップでいきなりグリップを失うので…

穴がいっぱい開いてる方のプレート

先ずはロールセンターがあまり変わらないはずの内側一番上からTRY
ギャップ走破性は向上し、グリップ感も比較的マイルドになります。
ただ、絶対的なグリップはやはり下がるのでオーバーステアは変わらず

ここで次は内側、一つ下(内側の真ん中穴)をTRY
リアグリップが向上します。
ロールセンターは上がるのでロール剛性が上がってリアグリップがさらに下がると予測していたので意外な結果です。
外側のタイヤをより潰した方がグリップするのか?

欲を出して今度は外側上の穴をTRY
キャンバー変化量を増やしてどう出るかと言ったところ
結果としてはグリップが下がり、オーバーステアが復活

結果としては内側、2段目の穴に落ち着きました。


ここにきてもやはりパンダさんには煽られる感じです。
内心“絶対ちぎってやる!”ぐらいに思って普段はあまりやらないコジったり、ステアしながらスロットル握ったりとにかく必死で走ってましたw
マシンの挙動も普段とは全く違う感じで、どちらかというと普通のV-ONEラバー車という挙動になってました。

とにかく揉まれた感じでこの日は終了。



歯が立たなかったことに関しては仕方ないにしても
マシンの挙動に釈然としない感じだったので帰省する1月2日の午前中に
ラジコンする予定はなかったんですが、3時間だけ居残りテストしてきましたw

やり残しとしては車高別のTRY

年末はフロント5.2mm/リア4.8mmと普段走らせている車高

これをフロント6.2mm/リア5.8mmとそれぞれ1mmづつ上げて走行
アッパーアームも元に戻します。

普通に走るようになりました。

荷重移動は
ΔW=maH/T
(ΔW:荷重移動量、m:車重、a:加速度、H:重心高、T:トレッド)
で制御したのは重心高と、サスアームの幾何学的な構造からロールセンターが上がりロールセンターが上がります。

つまり荷重移動が上がる方向にしか変えていませんね

本来であれば限界が下がるはずですが、冒頭にも書いたようにタイヤを押しつぶして走った方がグリップが上がるようで
車高が低い時には横に逃げるような挙動だったのが、車高を上げた方がしっかりと路面を掴んでグリップしている挙動に変化しました。

油の乗っていない軽い路面ではこういうセッティングの方がグリップするのか?
という結果に。

さらに、長いアッパーアームでも車高を確保することでギャップ走破性が上がるという当然と言えば当然の結果も得ました。


実はこの結果からすごくヒントを得ていて京商サーキットでもグリップ感が薄く感じたのは
車高が起因しているんじゃないのか?という次のテストで試すことも増えたりしました。


今日BRCでも車高別を何通りかTRYしたところ
タバタタイヤでは車高に対する感度は低いが
京商タイヤでは車高でグリップ感が変化するという結果も得たことから

路面とタイヤの相性でこういう違った挙動が出るという結果がでました。
上記のことはこれもまとまったら記事にします。


ということで、散々揉まれた感じでしたが
初めてのコースを攻略する上で、新しい視点や色んな発見がありすごく有意義なラジコンができました。
ご一緒していただいた関西の方々。相手をしていただいたパンダさんには本当に感謝しています!


次関西に赴く際はOSフィールドで!とあいさつをして帰ってきましたが
8耐とか出てみたいなーと思っている次第です。

誰か一緒に出ませんか?w

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