1日晴れていたしね。
ナゼ行かなかったかというと、ホームコースで各因子の有意差を見極めたかったから。
やっぱり傾向を測るのはホームコースがやりやすい。
今日やったこととしては
①RRRリアロアサスアームへの変更確認
②スタビ硬さ違い検証
③フロントウェイト感度検証
④クラッチスプリング変更確認
⑤2in1仕様スプリング確認
朝9時半にサーキットに着いただけあって結構テスト項目は消化できた。
あと今回はデータロガーをスポンジ車に移設しているのでそのデータもセットで記録
①RRRリアロアサスアーム確認
これはちょっと書いていいか微妙なので省略。結果としてはリアが落ち着きました。たぶんこの仕様で行くでしょう
②スタビ硬さ違い検証
目的としてはフロントスタビのセッティング感度の確認と適正値の見極め
スタビの形状はこちらを参照のこと
フィーリングとしてはスタビの線径が太くなるにつれ、初期応答は上がる
そして定常円旋回の領域となるとフロントのコーナリングパワーが下がったことによるアンダーが出る
という教科書通りの結果となる。
フロントスタビ検証 赤プロットがφ2.2mm 黒プロットがφ2.4mm
これはロガーのデータを確認してもその傾向が出ていて
赤で囲ったところが特に顕著
フロントスタビが細いと(赤プロット)車体の向きが変わるのでステアリングを一度戻している
スタビを太くしていると(黒プロット)アンダー傾向なのでステアリングは切りっぱなし
発生している横G、車速は同じ
この辺はタイヤの摩耗に大きく寄与してきそう。
細いと後ろが減るだろうし、太いと前が減るんだろうね
横軸にスタビ線径、縦軸にステアリングゲインなんてグラフが描画できればよかったんだけど、そこまでデータ揃えられなかった。。。
あくまで傾向としてメモ
③フロントウェイト感度
昨日のメンテナンスからウェイトの搭載方法を変更してました。
ネジ止め方式へ変更
この目的としてはセッティングと言うよりもレギュレーション遵守の為
両面テープが燃料に侵されて粘着強度が少なくなり、ウェイトが外れ、車検落ちを防ぐのが狙い
副産物として両面テープ分低くウェイトを設置できるので低重心化
さらに取り外しが容易になったのでセッティングパーツにも使えるようになった。
で、フロントバンパー上には写真では30gのウェイトを乗せているが、これを15gへ減らした時の挙動を確認した
フィーリングとしてはステアリングの初期レスポンスが上がった。
理由としてはヨー軸の慣性モーメントが減ったのでステアリングゲインが上がったんでしょう。
ウェイト違い 赤プロットが30gウェイト 黒プロットが15gウェイト
ヨーレートに関しては時間があるときに考察し直すけど、とりあえず発生横Gで語ってしまいます。
黒線を引っ張ったところがBRCサーキットでのヘアピンコーナーのところ
ここは直前はストレートになっておりマシンの特性を測りやすい
ステアリングを切り込むタイミングはほぼ同時なのだが、黒プロットのフロントウェイトの軽いデータの方が横Gの発生タイミングが速い
これはより速く旋回モードに入ってるという事でしょう。
傾向は分かってもその傾向の強さを表す寄与度をすぐに出せないのは少しもどかしい
ともかく、レスポンスを上げたければフロントウェイトを軽く、逆に応答を遅くしたければ重くという結果が得られた
④クラッチスプリング確認
無限のスーパーハードと呼ばれるクラッチを今まで使っていたんだけど、すぐヘタるという情報を聞いていたので無限のT2720クラッチスプリングへ変更。
ちなみにバネの諸元もこの時に測定
巻き数だけ違う模様
自由長がスーパーハードの方が0.05mm短くなっていたけどこれってもはや物バラツキや計測誤差の範囲内なような…
ヘタリはあんまり変わらないのかな?
とは言ってもまだまだ、スポンジが分かっていないうえで先人の知恵はどんどん取り入れていこう
ということでT2720クラッチスプリングでスーパーハードになるフィールになるようクラッチセッティングを進める
結果的にクリアランスは変えず、締め込みを0.1mm多く1.3mmにしたと言う結果に
ストレートエンドの速度、縦Gも同水準ぐらいに持って来れてます。
⑤2in1想定スプリング仕様
スプリング自体は先日の京商カップで使った
フロント ホワイト
リア X-GEAR シルバー
ダンパーは#35の3穴
結果としてはこれはこれでアリじゃないかなと
今までは京商のライトブルーを前後とも使っていたけど
動きのシャッキリ感は無くなったけど、グリップ感が増した感じ。
ただ直線がフラフラする。
これはダンパーの影響かも
赤がライトブルー/黒がソフト仕様
最大横Gが変わるかな?と思ったけど、使ってるタイヤが同じだけに変わりませんでした。
が、これもバンパー上のウェイトの結果と同様にステアリング操作に対してのGの立ち上がりが遅くなっていた。
さて、この結果たち、傾向は2in1と同じだろうけど、どれだけ寄与度が変わるかな?
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