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2022年11月3日木曜日

京商カップ清水レースレポート


 先週末に行われた京商カップ清水のOPENクラスに参加してきました!

EPT全日本で傷心の中の参加でしたが久しぶりに会う人も多くかなりリフレッシュできました!


今回はKCスリックタイヤV2の初めてのレースだったので細かくレポートしたいと思います.


今回のタイヤのラインアップは#32ミディアム/#36ハードの2パターンです.

前評判では以前のKCスリックと比べてかなりグリップが上がっていてかつ寿命も長いというものでした.

タイヤの内側にベタツキもなくテープを貼ったりする手間もなくそのまま組み立てができます.

タイヤが変わるのはホイールやインナー、セッティングも変わってくるハズ

先々週に行われたマキノ2in1チャレンジには全日本の練習で参加できず事前準備ができていない状況なので今回のレースでいろいろ試してみることにしました


コースレイアウトはこんな感じ
左側の外周コーナーは結構高速で中央部は中速速コーナー,右側セクションは道幅も狭くかなりテクニカルセクションというレイアウトでした.


練習走行

自分なりのベースセッティングにV2ミディアムタイヤ+FAH701BKホイール+AXONソフトインナーの組み合わせで出走



練習走行ではひとまずトップタイム
コース慣れの後,結構攻めて走ってみましたが左側の外周コーナーでリアが抜けてしまいます
コース全体が操縦台側に傾斜していて入口は逆バンクで出口に向かって段々バンクになるコーナーでちょっと攻略が難しいです
唐突にリアタイヤが抜けてしまうのでこの辺りは改善が必要でした

あとクラッチが少し遠い感じがしたのも修正が必要でした.

この時の路面温度は15度程度
ただミディアムタイヤは少しヨレているフィーリングでこれが外周コーナーの難しさを生んでいると思います


予選1回目

予選1回目は一人27周に入れることができトップタイム
タイヤはハードタイヤにFAH701BKホイール、インナーはSWEEPピンクです.
グリップ剤はG-MAXクリーナーで拭き取った後,G-MAX下地剤を70度10分,G-MAXブラックグリップ剤をペーパーなしで60度5分としました
グリップ剤はホイール比較のため塗り方は変えませんでしたが十分なグリップを発揮してくれました

セッティングは外周の安定感を増すためにリアウィング位置を後ろにしました


後ろ側の穴がもともとの位置
RウィングはDB16リアウィングもレギュレーションで使えますが,リア周りが重くなってしまい切り返しが遅いので純正ウィングを使っています.
ウィング位置でも効果はあり外周のリアの安定感は増しました

リアのダウンストップも1.2mmから1.6mmに短くしてリアの伸び足を減らしています
86ボディはどうしてもリアのロールが多くなってしまうのでロール規制の意味です
清水PAはギャップがかなり少ないのでダウンストップを少なくしても走れてしまいます

路面グリップは練習で11.4秒でしたが予選では11秒フラットとなり0.4秒のゲイン
他車もそれぐらいの改善幅でした


予選2回目


27周には入れず26周5分フラット
しかし外周で2回ハーフスピンをしていて3秒ぐらい失っているので実質は1回目の予選の1秒落ちぐらいになっています

参加選手全体的に予選1回目のほうがタイムが出ている感じです.もれなく自分もそうなので路面温度の上昇からタイムが落ち着いたものかと思います.
赤外線非接触温度計で30度でした

今回のタイヤの組み合わせはハードタイヤにホイールは92012-8Wの15本スポークホイールです.インナーはSWEEPピンクのまま

15本スポークは径が少し小さくタイヤが丸い断面になります
全体的に少しグリップが薄い感じだったので路面温度も相まってタイムが落ちてしまったものと考えられます.
VZH003系のホイールはFAH701BKホイールと同様に少し径が大きいのでグリップという観点ではこちらのホイールの方があっていると考えます.


決勝



逃げ切りとはいかず序盤はAO木君と大バトルとなりチキチキレースとなりました

スタート後2分過ぎクラッシュしている赤い車両を避けるために自分はアウト側に
一瞬のスキでAO木君はイン側に入ったことでオーバーテイクされてしまいました

そのあともテールtoノーズでしたがAO木君はバックマーカー車と接触してしまいタイムロス
5秒程度差がつきます

ギャップができたところでタイヤを潰さないようにペースコントロールしながら走ります.
5分程度走り給油の前には2.7秒まで詰められていました
今思えば給油の前後ではちゃんとペースを作って給油中に何かあってもリカバリーできるようにギャップは広げておくべきでしたね

AO木君がピットに入った次の週に自分もピットイン
そのままの順位で復帰できアンダーカットは阻止できました

そのあとはペースコントロールをしながらゴールまで

やはり外周のコーナーは今回難しさが残りましたが,ソローリと入っていけば何とかなりましたwバトルしてたらやばかったかも…

セッティングとしてはリアはもう固められないのでフロントを柔らかくする方向で変更
フロントスプリングをイエローからオレンジに変更しました.

ロールの姿勢が綺麗になったので86ボディにはフロントオレンジ,リアグリーンのバランスがいいみたい

今思えば0.5mmほどリアトレッドを広げても良かったかも


15分走ったタイヤはこんな感じ 接着部も全く問題ないですね

最終的なセッティングシートです.

今回のポイントとしては最近スポンジでも実施しているショートホイールベース化です


フロント側に赤いシムが入っているのがショートホイールベース化の証拠
ロアアームのダンパー取付位置も変わっちゃうのでピロボールの首下にも1mm入れています

これでかなり頭の入りのいい特性になりますよ
特にインフィールドでは転がす感じで曲がれるようになったのでミスも減ってタイヤも持ちも良かったかと思います.


来年3月の京商カップファイナルはもう少し気温が低いと思うのでミディアムの出番かもしれませんがひとまず参考までに



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