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2020年12月21日月曜日

久々にGPスポンジ ~ノーマルフロントタイヤの覚書~

 


ブログのラベルでいうと一番最後のスポンジタイヤの投稿は去年の全日本前の新車組み立ての時になってしまうんですね.

最近BRCサーキットではTGスポンジタイヤが多数派のカテゴリーになっています.

元々TGラバータイヤを楽しんでいた層がラバータイヤの供給問題からスポンジに流れたような状況になっています.

モデファイエンジンだと持てあますコースレイアウトでTGスポンジにはちょうど良く楽しめる状況でエンジョイ派が多くなっています.


ちょっと前から誘われていて,EPのモータの特性差もすこし煮詰まっていたので

久々にスポンジTGを走らせてきました.


写真の通りタイヤはマトリックスでYURUGIXの全日本向け成型済みタイヤです.

ライフとしてはBRCサーキットを112周(走行時間で約35分)でリアタイヤがΦ65mm→約Φ56mmとなりました.

いろいろセッティングは弄っては走らせるのを繰り返していたのでほぼ1日で1セットという状況です.


このタイヤの硬度はF#35/R#37となっていてノーマルタイヤです.

BRCのコースレイアウトとしてはコンビタイヤが最適かなと思いますが

最近のレースのコントロールタイヤとしてノーマルタイヤが選択されることもあるので

使い方の覚書として記録しておきます.

その前にこの1年半で発売されたアップデートパーツの組み込みから始めます.

結構前からオプション展開されていましたがフロント,リア共に装備

超マニアックな情報ですがフルアルミリアユニバVZW445に付属するホイールシャフトは

ネジ部の長さが短くなっています.

競技ユーザーならほぼ100%使っているセレート付きのM4フランジナットを取り付けるとネジ部が出ない長さに設定されていて,フェンスに横からヒットしてホイールシャフトがフェンスに食い込んでサスアームが折れた!なんてトラブルを防げます.

またビッグレースだと全幅も規定されていますが,少しでもワイドトレッド化したいときにも有効です.

従来の鉄のものとジョイント部分の寸法も見直されているのでコーナリングも失速感なく曲がれます.

ノーマルタイヤは失速させずに曲げたいのでMUST装備ですね.


失速感ないコーナリングはフィーリングとして曲がらないと感じるので次のタンクでアルミアッパーバルクを装備



過去記事でゴム車にこのアッパーバルクを付けた際はフロントが強すぎて弾かれるフィーリングだったのでダンパーステーをFRPにして対処しましたが

さすがにスポンジ車では存分に効果を発揮してくれています.

フロントの入りが良くなり,ホイールシャフト交換での失速感のなさは維持しつつ曲がるフィーリングでとても良いです.

まだやってないですが,アッパーバルクを止めるネジの長さを変えたり,材質を変えたりすると最後の微調整みたいなことが出来そうです.


あと上の写真にも写っていますがフロントワンウェイも装備しています.

ノーマルタイヤとの相性はかなり良いです.クリッピングポイント付近でもうひと曲がり欲しい時に曲がる感じです.


ワンウェイ装着でゴム車ではあまり感じなかったがスポンジ車では少しブレーキングが難しく感じました.

BRCみたいなタイトレイアウトでローグリップなサーキットで直進の時にブレーキをするとリアがブレイクしてしまいます.

FTTワンウェイの真骨頂である内側と外側のオイルを変えることで対処もできますが,コーナリングは良い感じなので変えたくないな…ということでブレーキ側を弄ります.



ブレーキパッドのピストン側のパッドにΦ3mmのドリルで穴を開けました.

位置としてはロータに対してなるべく内径側に当たる部分です.

穴の数は好みだと思いますが,自分はなんとなく3つぐらいかなというところから始めました.

これは単純にパッド面積を減らして制動力を下げています.

効果としては最大制動力は正直あまり差は感じませんが,パッドがロータにタッチしてから制動力の立ち上がりをコントロールしやすくなりました.

探りながらブレーキできるのでよりステアリング操作に集中でき,スムーズにコーナリングできました.

ベストラップはあまり変わらないですがアベレージが改善したというチューニングでした.


ここまでやってもうひと曲がりが欲しくなります(笑)

ステアリングの反応はあるし,リアはアッパーアームのハブ側を上げて抜けるようにしてクルマの自転もするしだけど

反応→自転の間の区間でもう少し曲がりが欲しい

ということでフロント回りを変更

フロントトーを2°→1°

バンプステアを1.5→3.5mmへ

(もともと1.5mm入っているのはキャスターを1mm寝かせているので)




トーはもちろん効果ありましたが,さすがに2mmも入れたのでバンプステアも効いてます.

多分ブレーキングでノーズダイブしてトー減らしているんだと思います.

ノーズダイブの量はブレーキの強さに比例するので低速コーナーほどトーインになっているハズ.

↑これは間違い,この方向にシムを入れるとバンプアウトになります.
切って曲がるように感じたのは夕方で路面が上がってきたからかと、、、
バンプインにするためにはアップライトのボールエンド座面を薄くする必要があります.強度的にはあまりやりたくないですね

最終的に切ったら切った分だけ曲がってこの日は楽しくラジコンが出来ました.



とりあえずタイムは16.8秒 なんとか16秒台には入れました.

誘ってきたK上氏は夕方の最後の最後に16.5秒

これはコンビタイヤとのタイム差か!腕の差か!笑


今のセッティングにコンビタイヤを付けると巻き車になる気がするので

今度はコンビタイヤのセッティングをしていこうと思います.



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