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2019年1月27日日曜日

GTtrophyレースレポート

晴天の中第1回GTトロフィーが開催されました!

前の週のテストが結構有意義でデータもそれなりに蓄積できたので
今回のレースは手ごたえありで参加していました.
前の週の記事の反響の大きさもビックリでしたが笑

前の週にグリップ剤をいろんな種類をテストできたのが大きい
混ぜる配合比まで踏み込んでできなかったが,先ずは種類の方向性がつかめたのがデカい

テストしたグリップ剤としては
・トリニティ ダートドット
・トリニティ ツイーク
・パラゴンFXⅡ (白缶)
・マイティグリッパーV3
・バギーグリップ

この5種類の中からテスト
今までSRTではマイティー一択だったんだが,去年の京商グランプリ路面ではマイティらしいバキッとしたグリップ感が弱く,SRTでのグリップ剤を再考する必要がありました.

とはいえ前週の路面ではやはりマイティが最もグリップ力が高くタイムも早い感じ
ただグリップ剤が早々に効果が無くなるという欠点があり,ここについてテストして対策していました.

先ずコースイン時のグリップしないを解消するために走行後のタイヤをパーツクリーナーでふき取らずマイティで拭き取りに変更
だんだん重くなるグリップ感でしたがタイヤの摩耗と釣り合いが取れるフィーリングでタイムは大差ない

さらに効きを持続させるためツイークで処理→マイティ塗布という処理方法へ
結果的にはツイーク45℃ 10min →マイティ55℃ 3minという塗り方になりました.
新品タイヤだけはマイティを3分から5分に伸ばしています

タイヤの処理に関してはこれでFIX
レース前の記事に書けなかったことでした.


今回の参加者は約30人
普段のHRFと比べるとやはり多いですね!
とはいえ1回目ということもあり参加者のほとんどは関東圏からの参加でした.
回を重ねるごとにいろんな地域から来てくれるレースになることを切に願います.

2日間開催で大まかには1日目が予選/2日目が決勝という全日本スタイル
1日目の最後の予選は1周ベストラップを2分間アタックできるスーパーポールもあります.
一撃が出ない今のセッティングではこの予選に対しては一抹の不安も…

タイヤは1人に対して3セットまで購入可能
自分はとりあえず2セット購入

予選1回目

2番手タイム

トップはなんよ氏!
ベストラップでは0.2秒 トータルラップでも4秒ちぎられています。。

この前にコントロールプラクティスもあったが,結果がアップされていないので割愛
タイヤはコントロールと同じタイヤを使用
やはりこのタイヤ2タンク目以降のほうがタイムが出ることがここで正確に分かった
1タンク目のほうが動きが良いけど路面を掴むフィーリングが乏しい
1タンク目で表面の皮むき→2タンク目前にグリップ剤を含侵させてコースインすることでグリップが上がるものと推測

とはいえこの条件はトップのなんよ氏も同条件
ほとんどノーミスで走ったにもかかわらずこの差は大きい。。

ということで予選2回目に向けて対策を講じます

コントロールプラクティスで走らせたセッティングは前の週に出したセッティングのまま
前の週に路面が上がるとフロントダンパーの硬さを上げようと思っていたものの,あさイチ路面は汚れててそこまで上がらないと推測してました.
結果的に路面はあさイチでも前の週の夕方並みにグリップしてました.

ということでコントロール→予選1回目の間にフロントダンパーオイルを#850→#1000へ

フロントのコーナリング中にピッチングが激しい動きが軽減されスムーズに曲がるようになりました
が,小さいコーナーではシッカリ姿勢変化をさせないと曲がってこない
ダンパーが硬いのでブレーキを使って姿勢変化させるイメージです.
これでコーナーのボトムスピードが落ちてしまいタイムが出てないと推測

#1000のパッツンダンパーで組んでましたが50%引きダンパーに組みなおして予選2回目に臨みます

予選2回目

なんよ氏に0.2秒届かず2位タイム

GTカテで5分で0.2秒差ですかぁ…
ダンパーの作り方を変えたことでコーナリング特性は良くなり
ピッチングの挙動も安定し,小さいコーナーもよく曲がるようになりました.

そしてタイヤ特性も予選1回目で使ったタイヤのままだったが
路面は落ちてるはずだけどタイムは上がっているのでタイヤのグリップも持続している模様

予選3回目

予選2回目の結果を更新ならず

1~3位まで5分で1秒以内になりました
この予選では予選4回目のスーパーポールに向けてのタイヤ作りということで皮むきを兼ねて慣らしペースで走らせていました.

予選4回目(スーパーポール)


3分間のウォームアップの後に2分間のアタックラップという構成
策としては
・燃料残量はガス欠ギリギリ
・最初の3分をゆっくり走り,直前で”追い”グリップ剤を塗って出走
を考えていました.

自分の番は7人中4番目
ウォームアップで感じたことは路面がヌルヌルしているフィール
ここで追いグリップ剤をしても良いことないだろうということで3分間そのまま走り
2分でアタック!
18秒程度のコースで実質のアタックは5周ほど
とりあえず最初の2周ぐらいで4位以上になる置きタイムを稼ぎたいところ
2周目でまずまず1周をまとめきり18.409秒の暫定トップタイム
そのあと気合が空回りしてタイムが出ず4周目には外周の縁石に乗って転倒!
SRTでGTで初転倒です。。
1度タイヤが路面と離れたせいでグリップが落ちて結局2周目のタイムが有効に
結局決まった!というラップが1周もないまま終了
スーパーポール難しいですね…

そのあとのなんよ氏が18.1秒というスーパーラップ!
さらにそのあとF少年が18.4秒で2位確定となりました.


決勝

決勝前にポール練習という贅沢な時間があり
セッティングは全く問題なく燃費測定の最終確認を実施
結局8分10秒ほど走るということが分かり,45分の決勝だと
7分半おきの給油でよいという推定

決勝動画はYouTubeにUPされていますね

レース序盤はスタート順通りの2位で走行
なんよ氏と自分が徐々に後続を引き離していくペース
なんよ氏はというと自分が全力疾走しても追い越しをできるペースではない感じ…
とはいえ離される感じもないのでタイヤを労わりつつギャップが広がりすぎるのを防ぎます

ただ燃調が少し甘い感じがスタート直後からあり7分で早めに給油
出たところでピットイン前3位だったF少年が先行します
やはり甘い燃調のせいでペースが良くない模様
スタート時刻が3時過ぎで45分のレースだとゴール予想時刻で気温が下がり燃調が絞られることを防ぐための燃調が序盤で仇となってしまいました.

F少年よりは自分のほうがペースが良いみたいで徐々にギャップを詰めていき
射程距離に入れたところで3回目の給油

出たところでギャップがほぼ変わらず後ろで出たのでやはりコース上で抜く必要があるみたい

射程距離に入れているコーナー
F少年が縁石に乗りタイムロス
自分は普通に立ち上がり1車身ほど前に
ただこの静止画で分かる通りインを閉めすぎてますね。。
絡んでしまいましたorz
運が悪いことにこの転倒でエンスト

同じメーカーの車を使っている仲間同士でやらかしてしまいました.
レース後すぐに謝罪を受けたのでホントに立派な少年だなと思いました
もちろん自分もリスクを考えてインを開けておくという判断も必要でしたね。。
なんよ氏も周回遅れになる前で,焦る必要がなく45分のレースでは抜きに行くタイミングもちゃんと考えないといけないですね

エンストから復帰後,失うものが何もなくひたすら全力疾走
レース終盤なんとか4位まで順位回復するものの今度はタイヤがバースト

レース後のタイヤ

左前はレース中に交換してもらってたので実質はフロント両輪がバーストしてしまいました.
結果論だけどほぼ全車がバーストに悩まされていたのでフルペースで走るなら途中でフロントだけでも変えてもよかったかもしれない

結果はなんよ氏の完全優勝!

パッシングのリスク管理とタイヤマネジメントの重要さを実感したレースでありました!

今回GTトロフィーというレースは初めての試みで
GTカテゴリの楽しさを広める良い機会だと思うので今後もレースが拡大することを切に願う次第であります!





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