参考→【予選】京商カップ2017ファイナルレースレポート
前回の記事では予選の最終リザルトは2位へポジションダウン
さらにサーボは原因不明の故障
という良くない流れが来ている土曜日という記事を書きました.
日曜日の朝からは前日の修理を進めます.
サーボに関しては以前取り付けていたメーカのものから変更になる大変更
新しくKOのRsx-ONE10 POWERに変更しました.
グラスパーとかの選択肢もあったものの,以前のサーボと極力スペックの近いサーボをチョイスしたいという理由から
サーボのレスポンスやトルクが変わることで挙動も変わりますからね
Aメインが確定している今,走れるチャンスは暖機の3分しかないので…
メカデッキを外したついでに受信機の防水対策の増強
すこし伸びたせいかテンションが下がっていたフロントベルトの交換
をついでに実施.万全を期す構えです.
ここまではただの作業だったので特に悩まず進みましたが
問題は決勝に向けてのセッティングとタイヤチョイス
シッカリとグリップした練習走行時のタイヤは緊急用タイヤとしてキープしていて,何かが起こった時はすぐ交換できる
というある意味安パイを準備しています.
個人戦Bメイン,チーム戦Bメインとレースは次々と消化されていき
路面が上がったか?といえば微妙な状況
ここでタイヤは練習走行と同じKCスリックソフトタイヤ,SWEEPソフトインナー,15本スポークホイール
という組み合わせで臨むことを決心
併せてセッティングは路面はたいして上がらないと予測し,アッカーマンを前に(R1.0mm)して曲がるようなセッティングにしました.
個人戦Aメインの前はバギークラスのファイナルAメインが続きます.
コースの撤去等でマーシャルが入るのでホコリがコース内に多くなると予測し
FXⅡを塗って温めた後,WD40でふき取りタイヤの処理をしました.
この時保険として持っていた練習走行時タイヤはFXⅡで温めたのみとしています.
決勝
ドライバー目線
投稿者目線
決勝リザルト!
結論から言うと優勝しました!
ホントおめでとう!
去年はチーム戦で優勝を逃してしまいましたが今年はドライ路面で全く言い訳の効かない環境の中完全に実力での勝利だと思っています.
レースの内容としては
暖機直後からグリップが全くなくWD40ふき取りは完全に失敗だと感じました.
(ホコリを吸いつけるだけでノーグリップになってしまっていた…)
ドライバーも全く同じ感覚だったようで事前の打ち合わせの通りすぐにピットイン
あらかじめ用意していた練習走行時タイヤ(ウォーマーで温め済み)に交換し,ちょうどスタート30秒前コール
そのまま2番のスターティンググリッドへ
フラッグが下りてスタート
直前まで温めてたとはいってもピットに置いてた時とか交換作業とかでタイヤ温度が下がってしまい
かつ2番グリッドの位置自体が余り良いポジションではなくどんどん後続車の中に…
3周目ぐらいからタイヤがしっかり機能し始めて,A君持ち前のパッシングスキルも相まってどんどん順位を取り戻していきます.
ただフロントタイヤが機能し始めたころぐらいからリアグリップが頼りないような挙動をしていました.
このまま20分間のレースは持つのか?と操縦台の下では不安に…
路面がヌルヌルになってヨーが立ち上がっても収束しないような挙動でした.
これは自車だけでなくこういう挙動をしているマシンが多かったです.
ドライバーにリアグリップが不安なのは他の人も同じ!ということだけ伝えました.
セッティング的にアッカーマンを前に出したのは失敗だったなとこの時感じました.
決勝を走り切るうえでこういう路面の時はアッカーマン位置は後ろに下げてもよさそう
1位のS氏と2位のA君のギャップは3秒差ぐらいの硬直状態でレースは続いていきます.
S氏は事前に10分燃費が持ちそうと言っていたのでここで6分半とかで給油に入れてしまうと完全に勝負権を失ってしまいます.
ちなみに我々のマシンの燃費は10分は厳しそうという予選からの見立て
S氏が動いたら給油する,でも8分すぎたぐらいでS氏が入らなかったら給油しようというプランを立てました.
そうこうしていると,6分半でS氏が給油にピットイン!
これは2回ピットだ!と判断し,次の周でピットイン指示を出します.
6分半ということで燃料はそんなに減ってなくて給油量としても少なめ
ピットインロスを最小限に出したところ3秒前に出てトップに躍り出ました.
ただ,今思うとこのピットタイミングは賢明ではなく,前に誰もいない状況で自分でペースを作れるのでその状況で数周走りピットインしたほうがこんなにギリギリの前に出る展開にはならなかったかなと
この後はひたすら逃げる展開でトップを守り抜きそのままチェッカー!
残りの数分の体感時間は半端なく長かったです…笑
最終的なセッティングシート
上述していますがアッカーマン位置は1.0を裏返し(燃料タンク側)に取り付けが決勝のヌルヌル路面にはマッチしたかなというところです
グリップとしてもセッティングとしても満点な状態ではないマシンを最後までゴールに運んだドライバーはホントすごいと思います.
この結果にすこしでもお手伝いできたのはうれしいですし
来年以降も京商カップに対してセッティングに悩む人に少しでも協力できればいいなと思っているので今後も頑張っていこうと思います
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