京商カップ2019年の第1戦目はグリーンパークSWからスタート
公式のレースレポートはこちらから
5月連休の最終日にテストをして以来の走行となりました.
その時のテストレポートはこちらですが,やはりタイヤの選択に悩むレースとなりました.
なんせレース当日の気温は約30℃,路面温度も50℃近くと5月末としてはかなり温度が上がりました.
KCスリックタイヤはSタイヤでも高温環境でも機能するタイヤですが
インナーとのマッチングがかなりシビアになります.
あらかじめテストしている状態ならば練習走行~予選1回目はソフトという選択になりますが,今回はそこまでやり切れてない状況
ということで練習走行はまずホイールに意思入れをして出走することにしました.
練習走行
0.5秒ぐらいトップから遅れるという結果
数名はソフトタイヤを使っているようで動きとしてもかなりクイックでした.
自分の仕様としてはKCスリックミディアムに15本スポークホイールを使い,タイヤをヨレさせてグリップさせる方針を取りました.
インナーはAXONのソフトです.
走らせたフィーリングとしてはコーナリングスピードによって挙動のバラつきが大きく
高速コーナーではオーバーステア,逆に低速コーナーではアンダーステアとなりました.
ソフトタイヤの車がそれなりに走っていたことから路面グリップとしては極端に悪くない模様
動きとしては高速コーナーではやはりリアタイヤが想定よりヨレていて不安定な挙動に
低速コーナーではフロントタイヤが機能していないと感じました.
その辺から予選1回目の組み立てをすると
・路面グリップがそこそこということから6本スポークホイールに
・アッカーマンプレートを後ろ1mmをセンター位置へ
これで予選1回目を迎えます.
予選1回目
スタート直後の混乱で1周目は平均ラップから3秒ほど遅いラップに…
久しぶりの横一線スタートでしたので…汗
高速コーナーの不安定さは消えていますが,低速コーナーはまだやはりアンダーステアです.
6本スポーク化でタイヤのヨレは大幅に改善し思い切って走ることができるようになりました.
ただし曲がっている時間の長い低速コーナーなのでベストラップとしても思ったほど向上しませんでした.
実は持ち込み時点でフロントスプリングを元々のイエローからオレンジとワンランク柔らかくしていました.
理由としては外周側のタイヤに荷重が多すぎてイン側のタイヤが仕事していないんじゃないか?という妄想の元でした.
タイヤがヨレてないということから外周タイヤはもっと潰して使ったほうが良いようで,フロントはイエロースプリングに戻し予選2回目を迎えます.
予選2回目
タイムは1秒ほど遅くなりました.
ただし路面温度がだいぶ上がって路面グリップが下がったという補正はあります
スプリングとしてはやはりイエローが正解かなというところで低速コーナーの動きは改善していきました.
今思うとフロントサスアームフロント側にスペーサを入れてホイールベースを短くするみたいなセッティングが正解かなとは今となっては思っています.
今月末にグリンパに行く予定なのでその時にTRYですね.
予選の総合結果ではなんとかTQ
薄氷でしたね
決勝に向けては特にセッティング変更はなく新品タイヤで臨みました.
決勝
スタートをディレイさせてしまいご迷惑おかけしました…!
今回は諸事情で燃調をずっと弄ることとなりエンジンの始動性が悪く
決勝前に暖機をしていたもののドライバー紹介の間にオイルがクランクケースに下がってしまったようでエンジンがかからないトラブルが起こっていました。。。
ちゃんと走っていればオレンジさんと楽しいバトルができただろうなぁというペースでした.
周回遅れなのでオレンジさんとSさんのバトルをいいなぁという感じで前を見ながら走っていました.
ということで今回のセッティングシート
青字が持ち込みセッティング 赤字が最終的なセッティング
夕方に路面グリップが上がってくるとアンダーステアは軽減していきましたが
やはり曲がってこない印象.特に低速コーナーのクリッピングポイント付近の曲がりこみが弱いフィーリングでした.
ホイールベースを弄った結果はまたテストが終わってからUPします.