2018年9月22日土曜日
BRCサーキット秋のレース予定
BRCの秋のレースも早3回目
今年も開催します!
エントリーフォームはこちらから
去年のレースレポートはこんな感じです.
去年からの変化点としては電動ツーリングがBRCオリジナルレギュからJMRCA OPENクラスレギュへ変更いたしました.
新しくモータを買ったりしなくてよいということで参加ハードルを少しでも低くしたいと思い
BRCサーキットのメインカテゴリ?であるゴムツーリングは去年と据え置きです.
基本的には京商カップレギュレーション準拠という形で
またタイヤに関してはコントロールタイヤを予定していますが,タイヤの供給等の調整もあり決定はもうしばらくお待ちください.
それではエントリーをお待ちしています!
よろしくお願い致しますm(__)m
2018年9月21日金曜日
全日本GPツーリングレースレポート 事前準備編
GPツーリングの全日本に関しては3部構成にしたいと思います.
今回の事前編
次はSmartLoggerを使ってテストしたクラッチ編
そして大会編です.
今回は普通のセッティング要素
データ分析はSmartLogger
ストラテジー要素は大会編という感じ
全日本対応で本格的にグリンパに通い始めたのがお盆休みぐらいから
マイルストーンとしては
準備期間:選択アイテムの選定,セッティングの方向性,路面の変化傾向の把握
直前期間(今回は木曜日入り):本番ボディでの最終確認,最終路面でのセッティング,燃費測定
としました.
今までの全日本はセッティングで迷走してしまい準備期間と直前期間の明確な差が無くて
しっかり準備ができなかったことが反省点です.
自分の上手くいったレースのパターンは大体事前準備をちゃんとしたときなので
今回は今までの反省を生かします.
準備期間の一環としてこの記事のマフラー比較とかをしてました.
ここにはまだ書けない内容もありますが,残りのテストとしては新型のアッパーデッキ/メインシャーシが大きく異なる点です.
今まで試作のメインシャーシを使用してましたが,量産仕様はシャーシの肉抜き形状とステアリングポスト位置が異なります.
今まで使っていなかったのがロングサーボホーン
初期がピクピクしてしまって自分のスタイルに合わないと思い敬遠していたアイテムでした.
今回のコントロールタイヤの特性として初期レスポンスはあるものの横滑り角が増えてもコーナリングパワーが立ち上がらないフィーリング
車体に乗せると
初期レスポンスは車両のフロント回りの慣性の影響で影を潜め,ステアリング操作してヨーが立ち上がるのがすごく遅れてやってくるフィーリング
スポンジタイヤのコーナリングフォースの飽和はゴムタイヤより遅いという仮説から
プロポの操作量と実操舵角を変化させるということで操作に対するヨーの遅れを改善すべく
レバー比を変えて対処したいということでロングサーボホーンを使いました.
書いてて難しいですね…要はターンインをもっと曲げたいということです.
今回のメインシャーシはロングホーンにマッチングするようにステアリングポスト位置が変更されています.
現行に比べて前側の穴が後ろに1mm下がっています.穴ピッチは現行2mmに対して1mmになりました.
アッカーマンプレートを前後,裏表を上手く組み合わせてホイールベースに対する適切な位相を導出してみてください.
アッパーデッキはメインシャーシの穴変更に合わせてステアリングポスト穴が長穴になってます.
あとステアリングリンケージが干渉しやすい部分のリファインです.
アッパーデッキはここは捻じれにくいという部分なのであまり影響を感じませんでした.
新型メインシャーシ,ロングホーンの影響でステアリング操舵に対して素直にヨーが立ち上がるようなフィーリングとなりました.
いろいろやった挙句これが一番効果的でした.
上がった路面ではシャシーロールをさせたほうが素直な動きになるということが今回のテストで判明したこと
日中の予選をある程度捨てて,夕方の予選とグランドファイナルにセッティングを合わせていきます.
シャシーロールをさせるために
サーボを取り付ける部品はボスを1個カット
さらにその部品を0.5mmのスペーサを挟んで取り付けることで
シャシーロールを阻害しないようにしました.
他にはホイールベースを短くするという今までやったことのないセッティングも慣行
スピードレンジの遅いTGではアクセルオフでも姿勢変化を起こしたいということで,ピッチセンターを変えることが目的です.
もちろんホイールベースが変わることでの曲がりの効果も見出したいと
結果的にフロントは1.5mm後ろへ
リアは1mm前となりました.
フロントはいろいろな距離を振りましたが1.5mm以上で効果が変わらないということで
路面の外乱も加味して安定方向である1.5mmとしました.
今回効いたセッティング項目としては”キャスター角”も寄与率高めでした.
今回のホイールはトレッド面の剛性が低く,キャスターを立てた状態では着力点がキングピンに近く,結果トレッド面が変形しフロントのコーナリングパワーを下げるという仮説を立てました.
キャスターを寝かせていく毎に初期レスポンスはあまり変わらないものの,ステアリング操舵後のコーナリングパワーの立ち上がりは強くなるフィーリングでした.
このノウハウに関してはスポンジタイヤカテゴリで今後使えそうです.
結果的に調整幅の中で全寝かせですが,ホイールベース調整幅も使えばまだ寝かせられそう
またフロントデフオイルに関しては70万番を使用しています.
え?70万?
今回,チーム京商で取り組んだクラッチに関して対他競争力は高いものじゃないかと思っています.
前に出るのに滑らない,ヒートしないというメリットがありました.
こちらに関しては量産検討しているということで後日追記します.
事前練習で構築した最終的なセッティングはこんな感じ
このセッティングに関してはほぼ最後まで変えませんでした.
路面変化によってダンパーオイルは変えたぐらいです.
続いてはsmart loggerによるクラッチ解析編
今回の事前編
次はSmartLoggerを使ってテストしたクラッチ編
そして大会編です.
今回は普通のセッティング要素
データ分析はSmartLogger
ストラテジー要素は大会編という感じ
全日本対応で本格的にグリンパに通い始めたのがお盆休みぐらいから
マイルストーンとしては
準備期間:選択アイテムの選定,セッティングの方向性,路面の変化傾向の把握
直前期間(今回は木曜日入り):本番ボディでの最終確認,最終路面でのセッティング,燃費測定
としました.
今までの全日本はセッティングで迷走してしまい準備期間と直前期間の明確な差が無くて
しっかり準備ができなかったことが反省点です.
自分の上手くいったレースのパターンは大体事前準備をちゃんとしたときなので
今回は今までの反省を生かします.
準備期間の一環としてこの記事のマフラー比較とかをしてました.
ここにはまだ書けない内容もありますが,残りのテストとしては新型のアッパーデッキ/メインシャーシが大きく異なる点です.
今まで試作のメインシャーシを使用してましたが,量産仕様はシャーシの肉抜き形状とステアリングポスト位置が異なります.
今まで使っていなかったのがロングサーボホーン
VZW437-2 アルミサーボセイバー
初期がピクピクしてしまって自分のスタイルに合わないと思い敬遠していたアイテムでした.
今回のコントロールタイヤの特性として初期レスポンスはあるものの横滑り角が増えてもコーナリングパワーが立ち上がらないフィーリング
車体に乗せると
初期レスポンスは車両のフロント回りの慣性の影響で影を潜め,ステアリング操作してヨーが立ち上がるのがすごく遅れてやってくるフィーリング
スポンジタイヤのコーナリングフォースの飽和はゴムタイヤより遅いという仮説から
プロポの操作量と実操舵角を変化させるということで操作に対するヨーの遅れを改善すべく
レバー比を変えて対処したいということでロングサーボホーンを使いました.
書いてて難しいですね…要はターンインをもっと曲げたいということです.
今回のメインシャーシはロングホーンにマッチングするようにステアリングポスト位置が変更されています.
現行に比べて前側の穴が後ろに1mm下がっています.穴ピッチは現行2mmに対して1mmになりました.
アッカーマンプレートを前後,裏表を上手く組み合わせてホイールベースに対する適切な位相を導出してみてください.
アッパーデッキはメインシャーシの穴変更に合わせてステアリングポスト穴が長穴になってます.
あとステアリングリンケージが干渉しやすい部分のリファインです.
アッパーデッキはここは捻じれにくいという部分なのであまり影響を感じませんでした.
新型メインシャーシ,ロングホーンの影響でステアリング操舵に対して素直にヨーが立ち上がるようなフィーリングとなりました.
いろいろやった挙句これが一番効果的でした.
上がった路面ではシャシーロールをさせたほうが素直な動きになるということが今回のテストで判明したこと
日中の予選をある程度捨てて,夕方の予選とグランドファイナルにセッティングを合わせていきます.
シャシーロールをさせるために
サーボを取り付ける部品はボスを1個カット
さらにその部品を0.5mmのスペーサを挟んで取り付けることで
シャシーロールを阻害しないようにしました.
他にはホイールベースを短くするという今までやったことのないセッティングも慣行
スピードレンジの遅いTGではアクセルオフでも姿勢変化を起こしたいということで,ピッチセンターを変えることが目的です.
もちろんホイールベースが変わることでの曲がりの効果も見出したいと
結果的にフロントは1.5mm後ろへ
リアは1mm前となりました.
フロントはいろいろな距離を振りましたが1.5mm以上で効果が変わらないということで
路面の外乱も加味して安定方向である1.5mmとしました.
今回効いたセッティング項目としては”キャスター角”も寄与率高めでした.
今回のホイールはトレッド面の剛性が低く,キャスターを立てた状態では着力点がキングピンに近く,結果トレッド面が変形しフロントのコーナリングパワーを下げるという仮説を立てました.
キャスターを寝かせていく毎に初期レスポンスはあまり変わらないものの,ステアリング操舵後のコーナリングパワーの立ち上がりは強くなるフィーリングでした.
このノウハウに関してはスポンジタイヤカテゴリで今後使えそうです.
結果的に調整幅の中で全寝かせですが,ホイールベース調整幅も使えばまだ寝かせられそう
またフロントデフオイルに関しては70万番を使用しています.
え?70万?
調合によるお手製です
ギアレシオとオイルを攪拌する面積の影響で他社に対して京商デフは柔らかく出てしまいます.
他社が50万というところで京商デフでは70万でほぼ同等の特性となりました.
厳密に70万かといわれたら微妙ですが
オイルの調合の重量比に関してはこのサイトを参考にしました
今回,チーム京商で取り組んだクラッチに関して対他競争力は高いものじゃないかと思っています.
前に出るのに滑らない,ヒートしないというメリットがありました.
こちらに関しては量産検討しているということで後日追記します.
事前練習で構築した最終的なセッティングはこんな感じ
このセッティングに関してはほぼ最後まで変えませんでした.
路面変化によってダンパーオイルは変えたぐらいです.
続いてはsmart loggerによるクラッチ解析編
2018年9月16日日曜日
京商カップ北日本レースレポート
遅くなってしまいましたが9/18-19に行われた京商カップ北日本のレースレポートです.
お盆休みの最後の土日に開催されていたのでお手伝いと選手として参加してきました!
お盆休み終わってからはGPツーリング全日本があり,平日はメンテやストラテジーを考えていてなかなか更新ができませんでした.
全日本レポートはまた別途!
今回参加したのは土曜日に番外電動ツーリングクラスと日曜日にOPENクラスへ参加です.
番外電動ツーリング
セッティングは全日本の時と全く同じ
気温が下がった分だけモータの機械進角は増やしてます
地元の馬〇さんと一騎打ち!
だったけど途中で飛んだので自分がトップゴール
自分も馬〇さんもノーミスで走り切り
〇秒差でトップを取られてしまいました。。。
序盤から逃げる馬〇さんを追う展開
コーナー一つ事にジリジリと差が広がっていきます…
この段階で割と絶望でした.何が違うんだろうと…
そうこうしていると場〇さんがお椀に乗って転倒!
自分がトップに!
そういう結末かぁ~ただリザルト上は勝ってよかったと思い
レースペースより1秒近く遅く走り安全運転
が!バックマーカーが前方で転倒してて復帰した時に自分と接触!
馬〇さんに先行を許してしまいました!
そのまま2位でチェッカー
結果は2位としても
課題の多いレースでした.
あのジリジリと離れれていく感じ
全日本に使うYURUGIXエンジンの慣らしも兼ねて実は金曜日入りしていました.
高地トレーニングをすると回るエンジンになるという噂を聞いたのでw
元々慣らし済みのエンジンを買いましたが
YURUGIXエンジンはあくまで最終仕上げは自分でというスタンス.
竹〇さんに慣らしを手伝ってもらいながらナイトロックスで約500cc,NASAフェンリル25%で500㏄炊きました.
YURUGIXフューエルADは約10%混ぜて濃いめです.
温度は110℃~120℃をキープしながら走らせます.
慣らしも終盤を迎えるとそれなりにいいペースで走れるようになるのでついでにセッティングも見直します.
今回の86ボディの仕様としてはリアウィングはプロトフォームを装着しています.
下げ量としてはリアバンパー端から5mm 翼端版は付けてません.
ただでさえ腰高な86ボディでロールの特性としては車体前後中心からリアにかけてのロール角が増加しているように見えます.
特にクリッピングポイント→立ち上がり加速の時がこの傾向が顕著です.
コーナー外周側のサスがめっちゃ沈んでるんでしょうね
結果的に腰砕けみたいな動きが出やすいのがこのボディの特徴です.
この動きを抑止するパターンとしては
①ボディを軽くする
②リアのロール剛性を上げる
①の対策を取る人は結構多かったです.ボディが腰高な分軽くするというのは根本を正していますね
対処としては純正リアウィングを使い,カットラインは下側を適用
リアの動きは軽快になるようです.
失ったダウンフォースは別のところでバランスを取る模様
ボディを下げて下のカットラインを無視するのは京商カップのレギュ違反になるので考え抜いた策なんでしょう.
ウィングを止めるネジとかもアルミや樹脂が良さそう
②のパターンは自分が採用
リアダンパー取付位置を立てました.
リアがロールするなら固くすればいいじゃないという単純な理由です.
確かにリアのロール過多による腰砕は解決しました.
しかしリア剛性が上がったことで相対的にフロントのロール剛性が下がってしまい
フロントのロールが目立つようになりました.
フロントのロールが多すぎてあるコーナリングスピードを超えるとフロントが引っかかり巻き気味になるフィーリング
スピードコントロールすれば対処できるけど気難しい特性
そこでフロントダンパーステーを変更
ロングダンパー用ダンパーステー+ショートダンパー+長いダンパーエンド
の組み合わせにしていてフロントのロールを素直にしていました.
この特性を逆手に利用し
ショートダンパーステー+ショートダンパー+10mmダンパーエンド
普通のR4sⅡの組み合わせですね.
ストローク初期では固いけど奥でスッとロールするフィーリング
奥のロールに関してはダイアフラム上にスポンジを置いて対処
ダンパーステーを交換してからは引っかかって巻くこともなくステア特性としては良好
この段階で予選を迎えます
コースマーシャルをしてた某スーパーエキパの後〇先生からコメントをいただきました.
意訳すると
①ブレーキング→②ステア操作→③ヨーが立ち上がりコーナリング
このタイミングがズレた時のアンダーステアの発生具合が多い
というコメント
スーパーエキパの上位ランカーの人たちは毎周全く同じタイミングで操作できるんだろうけど私にはできません.
対処としてはフロントのダンパー長を9.5mm→10mmに変更
メカニズムはまだよくわからないけど1G状態でピストンがダンパーケースの底から距離があるほうがマイルドな特性になる感じ
上記変更を施し2回目の予選へ
気を付けないと…
予選の総合結果としてはとりあえずTQ獲得でした.
トップから3位まで1秒差がない…すさまじく接戦です
■決勝
慣らしも完全に終わってないエンジンの高地の決勝燃調はかなり難易度高め
少し甘めな感じで走らせます.
当然燃費も悪いことを想定したけど15分レースなので7分半は持たせたいところ
他の人は10分は余裕とのこと
ピット戦略は選べないなと思いながらスターティンググリッドへ
後ろでは混乱があったようですが1-2位が抜けだす展開に
そうマキノのSさんです.
序盤戦のペースは完全に向こうに分があり,抜かれたら巻き返せないなという展開
ということでペースは少し遅いもののブロックラインで走ります.
Sさんは当ててこないという信頼もあり
Sさんの単独ミス等もあり後ろとは3秒差ぐらい
レースは7分半を経過し,本来であればアンダーカットを防ぐため2位の1周後以降に入るのが常套手段
しかし今回のレースは燃費が分からなく,燃欠したらすべてパーなので早めに動きピットイン
助手は元相方のA君が務めてくれました.左利きの利を生かし超速給油で送り出してくれました.
アンダーカットを防ぐためにここからは全力疾走です.
ピットアウトタイミングも味方しクリーンエアーを走ります.
対するSさんは給油タイミングを遅らせ,もちろん猛プッシュしていました.
自分も反対の立場ならそうする.コース上でガチンコで抜くより楽ですし
6周後にSさんが給油
ここで答え合わせで自分が前に出ました.
こういうレースの助手はしたくないですね…w
自分もプッシュしていたのですでに左フロントタイヤが終了していました.
前後ともに硬めのバネレートで外周側のタイヤは酷使しがちです.
終盤のレースペースが苦しいのは今後の課題ですね.
相変わらず3秒差のSさんと後ろとのマージンを図りながらチェッカー!
なんとかトップゴールで前日の雪辱を晴らしました!
とはいえ路面の感度が高いのと
後半のレースペースに関しては残課題です.
とりあえず薄いウィングでも成立するセッティングを構築したいと思います.
お盆休みの最後の土日に開催されていたのでお手伝いと選手として参加してきました!
お盆休み終わってからはGPツーリング全日本があり,平日はメンテやストラテジーを考えていてなかなか更新ができませんでした.
全日本レポートはまた別途!
今回参加したのは土曜日に番外電動ツーリングクラスと日曜日にOPENクラスへ参加です.
番外電動ツーリング
セッティングは全日本の時と全く同じ
気温が下がった分だけモータの機械進角は増やしてます
予選1回目
だったけど途中で飛んだので自分がトップゴール
予選2回目
〇秒差でトップを取られてしまいました。。。
決勝
序盤から逃げる馬〇さんを追う展開
コーナー一つ事にジリジリと差が広がっていきます…
この段階で割と絶望でした.何が違うんだろうと…
そうこうしていると場〇さんがお椀に乗って転倒!
自分がトップに!
そういう結末かぁ~ただリザルト上は勝ってよかったと思い
レースペースより1秒近く遅く走り安全運転
が!バックマーカーが前方で転倒してて復帰した時に自分と接触!
馬〇さんに先行を許してしまいました!
そのまま2位でチェッカー
結果は2位としても
課題の多いレースでした.
あのジリジリと離れれていく感じ
OPENクラス
全日本に使うYURUGIXエンジンの慣らしも兼ねて実は金曜日入りしていました.
高地トレーニングをすると回るエンジンになるという噂を聞いたのでw
元々慣らし済みのエンジンを買いましたが
YURUGIXエンジンはあくまで最終仕上げは自分でというスタンス.
竹〇さんに慣らしを手伝ってもらいながらナイトロックスで約500cc,NASAフェンリル25%で500㏄炊きました.
YURUGIXフューエルADは約10%混ぜて濃いめです.
温度は110℃~120℃をキープしながら走らせます.
慣らしも終盤を迎えるとそれなりにいいペースで走れるようになるのでついでにセッティングも見直します.
今回の86ボディの仕様としてはリアウィングはプロトフォームを装着しています.
下げ量としてはリアバンパー端から5mm 翼端版は付けてません.
ただでさえ腰高な86ボディでロールの特性としては車体前後中心からリアにかけてのロール角が増加しているように見えます.
特にクリッピングポイント→立ち上がり加速の時がこの傾向が顕著です.
コーナー外周側のサスがめっちゃ沈んでるんでしょうね
結果的に腰砕けみたいな動きが出やすいのがこのボディの特徴です.
この動きを抑止するパターンとしては
①ボディを軽くする
②リアのロール剛性を上げる
①の対策を取る人は結構多かったです.ボディが腰高な分軽くするというのは根本を正していますね
対処としては純正リアウィングを使い,カットラインは下側を適用
リアの動きは軽快になるようです.
失ったダウンフォースは別のところでバランスを取る模様
ボディを下げて下のカットラインを無視するのは京商カップのレギュ違反になるので考え抜いた策なんでしょう.
ウィングを止めるネジとかもアルミや樹脂が良さそう
②のパターンは自分が採用
リアダンパー取付位置を立てました.
リアがロールするなら固くすればいいじゃないという単純な理由です.
確かにリアのロール過多による腰砕は解決しました.
しかしリア剛性が上がったことで相対的にフロントのロール剛性が下がってしまい
フロントのロールが目立つようになりました.
フロントのロールが多すぎてあるコーナリングスピードを超えるとフロントが引っかかり巻き気味になるフィーリング
スピードコントロールすれば対処できるけど気難しい特性
そこでフロントダンパーステーを変更
ロングダンパー用ダンパーステー+ショートダンパー+長いダンパーエンド
の組み合わせにしていてフロントのロールを素直にしていました.
この特性を逆手に利用し
ショートダンパーステー+ショートダンパー+10mmダンパーエンド
普通のR4sⅡの組み合わせですね.
ストローク初期では固いけど奥でスッとロールするフィーリング
奥のロールに関してはダイアフラム上にスポンジを置いて対処
ダンパーステーを交換してからは引っかかって巻くこともなくステア特性としては良好
この段階で予選を迎えます
予選1回目
コースマーシャルをしてた某スーパーエキパの後〇先生からコメントをいただきました.
意訳すると
①ブレーキング→②ステア操作→③ヨーが立ち上がりコーナリング
このタイミングがズレた時のアンダーステアの発生具合が多い
というコメント
スーパーエキパの上位ランカーの人たちは毎周全く同じタイミングで操作できるんだろうけど私にはできません.
対処としてはフロントのダンパー長を9.5mm→10mmに変更
メカニズムはまだよくわからないけど1G状態でピストンがダンパーケースの底から距離があるほうがマイルドな特性になる感じ
上記変更を施し2回目の予選へ
予選2回目
スタート前の暖機走行中にブレーキパッドが外れてしまいDNS気を付けないと…
予選の総合結果としてはとりあえずTQ獲得でした.
トップから3位まで1秒差がない…すさまじく接戦です
■決勝
慣らしも完全に終わってないエンジンの高地の決勝燃調はかなり難易度高め
少し甘めな感じで走らせます.
当然燃費も悪いことを想定したけど15分レースなので7分半は持たせたいところ
他の人は10分は余裕とのこと
ピット戦略は選べないなと思いながらスターティンググリッドへ
後ろでは混乱があったようですが1-2位が抜けだす展開に
そうマキノのSさんです.
序盤戦のペースは完全に向こうに分があり,抜かれたら巻き返せないなという展開
ということでペースは少し遅いもののブロックラインで走ります.
Sさんは当ててこないという信頼もあり
Sさんの単独ミス等もあり後ろとは3秒差ぐらい
レースは7分半を経過し,本来であればアンダーカットを防ぐため2位の1周後以降に入るのが常套手段
しかし今回のレースは燃費が分からなく,燃欠したらすべてパーなので早めに動きピットイン
助手は元相方のA君が務めてくれました.左利きの利を生かし超速給油で送り出してくれました.
アンダーカットを防ぐためにここからは全力疾走です.
ピットアウトタイミングも味方しクリーンエアーを走ります.
対するSさんは給油タイミングを遅らせ,もちろん猛プッシュしていました.
自分も反対の立場ならそうする.コース上でガチンコで抜くより楽ですし
6周後にSさんが給油
ここで答え合わせで自分が前に出ました.
こういうレースの助手はしたくないですね…w
自分もプッシュしていたのですでに左フロントタイヤが終了していました.
前後ともに硬めのバネレートで外周側のタイヤは酷使しがちです.
終盤のレースペースが苦しいのは今後の課題ですね.
相変わらず3秒差のSさんと後ろとのマージンを図りながらチェッカー!
なんとかトップゴールで前日の雪辱を晴らしました!
とはいえ路面の感度が高いのと
後半のレースペースに関しては残課題です.
とりあえず薄いウィングでも成立するセッティングを構築したいと思います.
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